台風19号の被害ありません。

2019,10,13 19:32

 台風一過の今朝は一番で田んぼの見廻りに行ってきました。強風で滅茶滅茶に倒されていると思っていましたが・・・拍子抜け!? 見事に凛と立っていました。

田んぼ内の水量も少ないようです、降雨量が少なかったのか?それとも溝切りの効果か?

いずれにしても一安心です。ですが裏返せば倒れるほどの重い穂も着けていないとも言えます。

※一部の水田を朝方撮影しました。

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 道地区  柳作地区  上代地区  高野地区
2019道地区水田.jpg 2019柳作地区水田.jpg 2019上代地区水田.jpg 2019高野地区水田.jpg

 当農園は標高の高いところにありますが、隣の阿武隈川に隣接する集落が浸水被害にあいました。下記左側の写真を見てもらえば理解できると思います。

今回は堤防決壊ではなく、堤防を越えて水が流入したことに地区民は「初めてだ!」と驚いていました。

それだけ台風19号による降雨量が阿武隈川周辺上下流であったと言えます。

また、玉川村下流の須賀川市野関地区や江持地区の惨状は本当に気の毒の一語です。

 なぜこの3地区に行って撮影したか?それはすべてに親戚があるからです。農業機械の水没や農業ハウスの倒壊などの被害にあっており、手伝いをしたくとも水が引けないことで今日は何もできません。とりあえずは明日以降ということで自宅へ引き上げてきました。

ここのところ、日本中でこの様な自然災害が度々起こるようですが、この先まともな農業が出来るのだろうか?不安ばかりがつのるのです

観音山から撮影 玉川村竜崎地区 須賀川市市野関地区 須賀川市江持地区
阿武川氾濫U.jpg
線路水没.jpg 須賀川市市野関地区.jpg 須賀川市江持地区.jpg


穂が出てきました

2019穂ばらみ期.jpg2019,08,07 18:20  フォトはクリックで拡大


 今日も35℃超えで本当に暑かったです。作業ズボンが汗で張り付いて気持ちが悪く、そして嫌な予感はしていましたが・・・無理して座ったら「ブリブリブリ」とイってしまいました。

パンツまで破けたわけでもなく、まして田園地帯には全く人が居ませんから平気であり気にもなりません。歳をとると羞恥心も無くなるようです。

 そんなことより本日の報告事項は小生水田のイネに穂が出てきたことです。それもすごく長い穂です。6月7月と雨続き、さらには日照不足で分げつや生育を心配したものです。

まして殺菌・殺虫剤など使用していませんので「イモチ病」の発生も頭をよぎりました。8月に入り好天が続いてとりあえずは安堵していたところです。

しかしながら連日の35℃超えに、今は「高温障害」を気にしている自分が居ます。どっちに転んでもこの異常気象には心配が絶えないようです。

 そのような中での「穂ばらみ期の1穂」には「こんなにいっぱいの粒数を付けてよく頑張った!」と褒めてやりたい衝動にかられました。

 これから登熟期の2か月はカメムシにかじられない様に畦畔の雑草をきれいに刈り込んでおくよう致します。ですから頑張ってください。明日は特別農産物第2回現地監査の日、小生も頑張ります。


田んぼの様子

 ボカシ肥料  深水と濁り  ヒエ大発生  浮いたコナギ
エリート16.jpg 柳作102.jpg ヒエ大発生U.jpg 憎きコナギU.jpg

2019,06,15 10:19       フォトはクリックで拡大 

 今日は朝から雨、本当にテンションが下がってしまいます。でも良く考えてみると雨だからこそ落ち着いてブログを更新出来るというもの。天気が良かったら気になっている田んぼに出かけて草取りをしたことでしょう。

 田植えからもうすぐ一か月、イネの背丈は20cmほどになりました。相変わらず当農園のイネは可哀そうです。近隣農家の水稲と比べるとイネドロオイ虫に食い荒らされて葉が青々としていません。さらには粗植ゆえか?分げつが貧弱。農薬を散布しさらには即効性の化学肥料を投入すればこの様な姿にはならないのに・・・何となくイネに申し訳ない様な気になります。

 若いころだったらかなり動揺していたことでしょう、しかしながら小生もやっとイネの気持ちが分かってきたような。現時点ではなく収穫時点のイネの姿・品質・味・収量が大事なのだと気が付きました。

 田んぼには元肥としてボカシ肥料(フォトNO,1)を投入しています、この資材は100%人間が食べられる原料から作られていますので安心です。田んぼ内の微生物や小動物にも優しく縦横無尽に動き回り、トロトロ層を作ってくれさらには常に水を濁った状態(フォトNO,2)にしてくれます。水中の雑草は光合成がうまく出来ないことで大きく成長できません。

ちなみに化学肥料の「硫安」など散布すればミミズ・ユスリカ幼虫などは即死してしまいます。化学合成肥料で生育を急がせては滋味深く味わいのあるお米は出来ないのではないでしょうか。

 

 さて、悩みは尽きません。水不足でダムの放流が一時止まりました。道地区水田では土表面が露出してヒエ(雑草)が大発生、現在はその除草に勤しんでいます(フォトNO,3)。ヒエはイネとそっくりの疑似穀類です。見分けることが困難、そのことで種を保存し生き延びてきた雑草です。

秋になると種がこぼれます、来年のためにも取り除かないと大変なことになります。

 また、少し高地にある柳作地区水田の2枚についてはコナギ雑草が繁茂(フォトNO,4)、小川が無くポンプにて水揚げも出来ないことから有機栽培を断念しました。水が無いとチェーンもパワーカルチも投入できません。よって断腸の思いで除草剤を投入しました。


 東北も順調に梅雨入りしダムにも水が溜まってきた様でとりあえずは一安心、また南半球エルニーニョ現象による今後の降雨も専門家は予想していますので「今後の水」は心配なさそうです。

 雨が上がりましたので道地区水田のヒエ退治へ行きます。それではまた・・・

田植え完了そして除草開始

 田植え当日苗  田植え  打ち上げ 一次チェーン
2019田植え当日苗.jpg 2019田植え.jpg 慰労会.jpg 2019一次チェーン除草.jpg

2019,05,25 19:19       フォトはクリックで拡大 

●令和元年の苗の出来具合はまあまあといったところです。良くもなく悪くもなく・・・温暖化の影響か?春先から高温で推移したことで巨大化してしまいました。しかしながらハウスを早くから解放していたことと薄蒔きで第一節間が徒長していないことは救われました。

●5月16日から19日に掛けて田植えも無事完了しました。週間予測では雨でしたが・・・一転、祝うかのような快晴。応援してくれる方々にカッパを着てもらっての田植えはしたくありませんでした。本当に良かったです。

●最終日の前夜は恒例のバーベキュー。雨模様や寒い日であれば外での会食も盛り上がらないものになっていたことでしょう。

●田植えから6日後、第一回目のチェーンを投入しました。あまりにも田んぼ内のコナギ雑草が成長していたことに大きなショックを受けました。

 例年ですとこれほどの成長はありません。コナギ雑草は気温25℃を超えると発芽することは知っていましたが、まさかこれほどになっているとは・・・絶句。 温暖化の影響か?はたまた乳酸菌発酵液の効果なのか?

 焦りに焦って、本日一日で有機栽培田6枚のチェーンを掛けました。春先の田んぼ歩行は初めてであり本当に疲れました。最後の圃場内では右足裏側が攣ってくる症状が出てきました。「最後まで持ってくれ!」と祈って続けたものです。

今日は酒をいっぱいあおって寝ます、暑かったのでハイボールで・・明日は33℃を超える予報

種まき完了しました。

 2019種まき  播種7日目  播種14日目  1.5葉
2019年種まき完了.jpg 7日目の苗.jpg 14日目の苗.jpg 2019-14日目の苗U.jpg

2019,04,28 18:49         フォトはクリックで拡大 

●ご報告が遅れましたが、去る4月13日に「FARM巌峯寺産コシヒカリ」の種まきを完了しております。家族はもとより親族含め9名で取り組みました。この日が「大安」ということは知っていました。お陰様で天候に恵まれ気温は高く、トラブルもなく最高の仕上がりでベストな米作りのスタートを切れました。

●播種日から一週間目、かわいい芽が出てきました。

●播種日から14日目、1.5葉となり入水しました。

●苗箱の近接フォトです。今季は水不足で移植する田んぼ作りが遅れると見ています。よって育苗期間が長引く恐れがあります、そのためハウスを開けっ放しにして徒長しない工夫が必要です。無農薬育苗ですのでこれからの雑菌管理が難しいと考えています。

畦畔塗り作業  乳酸菌作り  乳酸菌発酵液 圃場散布
畦塗り作業.jpg 乳酸菌発酵液.jpg 乳酸菌発酵液U.jpg 乳酸菌発酵液V.jpg

●一方で移植する田んぼを作ります。まずは水漏れを防ぐ畦畔塗り作業です。形成するためにはある程度の土壌内水分が必要です。今季は降雪・降雨がなくうまく仕上がりません。雨を待っていました。

●昨季の収穫後にも散布した「乳酸菌」を春先にも散布します。東北は温度が低く雑草の発芽が遅れます。乳酸菌を散布して雑草種子のアブシジン酸を刺激し早期発芽を促します。

●30℃を越して乳酸の匂いが濃くなってきました。出来は最高だと思います。

●圃場に運び入水口から流し込みたいのですが「水が出ません!」。仕方なく田んぼ内を歩き廻る羽目になりました。

一番の悩み雑草は「コナギ」です。田植え前にこの雑草を発芽させて、代掻き工程にて思いっきり攪乱出来れば・・・というイメージです。とにかく圃場内から雑草種子を減らしたく「藁にもすがる思い」なのです。

2019米作りスタート

 塩水作り  塩選水  枠取り完了  培土買い付け
2019塩選水処理.jpg 2019塩選水U.jpg 枠取り完了.jpg 有機培土買付け.jpg

2019,03,27 23:01          フォトはクリックで拡大 

 「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。まさに名言です。暖かさと共にいよいよ今季の米作りがスタートします。

●塩選水処理;比重1.17の塩水を作り未消毒籾を投入しました。例年と比較し驚くほどの籾が浮くのです。「間違ったのか!?」念のために比重計で再確認をしたものです。

●種籾が浮くということは玄米と籾殻に隙間があるということ。今季の種籾は品質が悪いことが伺えます。地球温暖化の進行が止まりません。特に昨季の高温異常がこの種もみの品質に影響を及ぼしていると考えられます。

 このままでは播種する量が足りないと思い比重1.16に薄めて行いましたが案の定、15kg程度の不足が出ました。追加発注をした次第です。

 当農園は一株の植え付け本数を1本〜3本にしていますのでこの塩選水作業は欠かせません。よって次年度は購入量を慎重に決める様に致します。

●育苗床作り;均平を取った後、ひび割れの隙間に川砂を埋め込みました。川から石ころの無い砂だけを採取するのは難しいものです。石ころや異物があるとシートに穴が開いて水漏れの原因となります。ひび割れ床に軽トラック2台分の砂が入ったことは驚きです。本当に疲れました!

●培土買い付け;100%有機質の培土は入手困難であり高価なもの。トラックをレンタルして栃木県鹿沼市まで本日買い付けに行ってきました。また値上げをしたようです、それだけ有機質原料の確保が難しいのでしょう。

■4月13日にコシヒカリの種まきを計画しています。そこに照準を絞って取り組む作業が山ほどあります。でも今はワクワク感で一杯、今季こそ最高品質のお米を作ってみたいものです。

農閑期何してる?

2019,03,06 19:11         フォトはクリックで拡大 

 パートタイマー 農機具メンテ 農機具倉庫作り   完成
冬季パートタイマー.jpg ロータリー刃交換.jpg 農機具収納倉庫U.jpg 完成.jpg

●毎年、農閑期は隣市のお米屋さんでパートタイマーとして働いています。3日/週で一日10hのロングタイマーです。小生もお米を販売していますのでいわゆる同業者です、といっても規模は「アリとゾウ」。この企業でお米販売のノウハウを学ばせてもらっています。

●トラクターロータリー刃の交換作業。農機販売店に交換を依頼すると部品代金と技術料で50,000円程度の支出となります。耐久性1.5倍のゴールド爪をネットにて購入して自前で交換してみました。よって嬉しいかな、部品購入代のみの27,000円で仕上がるのです。

●1月14日より「農機具収納倉庫」作りを始めました。目的は農機具の盗難防止対策です。倉庫は県道沿いにポツンと立地していることで盗難はいとも簡単、父の代にはドラム缶1本、200リットルの軽油を盗み取られています。

●パート出勤の合間に作るのですが、今季は暖冬!降雪が無くスムーズに進みました。どうにか3月2日に完成、予算は100,000円程度と考えていましたが総工費133,453円!甘かったです。

しかしながら,この金額は材料購入代金のみであり、業者に依頼したとすればどうなっていたことやら・・・

●そうこうしている間に早3月入り、「農業申告」「県への特別栽培農産物の申請」や「父の七回忌法要」そして「育苗床作り」などやることが詰まっています。農閑期といっても毎年あっという間に過ぎ去るのが現状なのです。

TPP発効に思う

TPP署名式.jpg2018,12,30 17:30  フォトはクリックで拡大

 今朝、地方紙で「環太平洋連携協定(TPP)が本日(30日)付けで発効された」ことを知りました。

 地方で生活する一次産業従事者にとっては死活問題に値する大問題だと思うのですが・・・何か、いとも簡単にさらりと発動されて拍子抜けの感じ

 年末時期だからかもしれませんが全国ニュースで大きく取り上げられていません。この度の地方紙でもトップ記事ではありませんでした。

 中身をあまり理解してないことに底知れない不安を覚え将来を危惧してしまいます。ただ、今後はべらぼうに安い輸入米との競争にさらされるということは覚悟しています、「ついに来たか!」という感じです。

 外食・中食業界にとっては朗報だと思います。今までは利益の出ない業務米を農家は作ろうとしないことで大きく不足していました。これからはお米を始めいろいろな食材が、より安く手に入りやすくなります。しかし食材の中身はどの様なシロモノかはわかりません、従って今まで以上に企業の責任も問われることになります。

 国内の一次産業は後継者不足・高齢化も拍車をかけ、今後ますます小さくなっていく事は目に見えています、よって食料自給率はますます下がっていくのは必至。今でも大きく海外に食料を依存している現状とそのリスクに小生は不安を抱えています。

 一方で、他産業で生きる方に「輸出に活路」「輸出拡大の商機」と言われます。農家にはスキルが無いことで組織体や企業に頼ることになりそうです。今までの様に美味しいところを持っていかれ農家に利益は残りそうもありません。

いずれにしても、心配することは地方に住む者にとって主要産業である農業衰退は大きな問題なのです。

念願の色彩選別機導入

色彩選別機U.jpg2018,11,28 16:55           フォトはクリックで拡大

 念願であった色彩選別機を導入しました(右フォト)。今までは米穀業者にお米を持ち込み選別作業を依頼していました。当然のこと費用が発生します。

 昭和の時代であれば少し位の異物が入っていても苦情は無かったでしょう、しかし現代に於いては農家直販と言えども許されない事です。真っ白なご飯の中に異色のモノがある事が許されない時代となっています。いわゆる「お客様のニーズ」なのです。

 当農園は無農薬でお米を栽培します。よってカメムシによる斑点米の発生は当然起こりうること、色彩選別機を通さなければ商品になどなりません。

 国が定める農産物検査は非常に厳しく着色粒が1000粒中に2〜3粒あれば2等級米と格下げになります。1等米と2等米では600円-1,000円も格差が付き農家にとっては大問題、よって農家は斑点米をなくすため農薬を2度3度と散布するのです。この農薬及び散布等のコストは大きくまたミツバチ大量死などの2次被害も生み出しています。農家にも消費者にもメリットがないこの検査規制はいかがなものか?と考える人間は小生だけではないはずです。

 話がそれてしまいました。色彩選別機は1,000万〜2,000万が当たり前、とても農家が導入出来るものではありませんでした。食管法が改正され農家直販が可能となったことで、農業機械メーカーが低価格の色彩選別機の開発に力を入れました。

 今まで約10年、軽トラックに25袋程度を積み込み、遠方の米穀業者に運び込み、作業終了後に再度持ち帰り倉庫に積み直すという作業を繰り返してきました。それも数十回/年、やっとそこから解放されるのです。「念願の・・・」と言っても大袈裟な表現ではないでしょう。

来季に向けての土づくり

2018,11,16 22:24          フォトはクリックで拡大 

 2018年秋もやっと落ち着きました。稲作農家にとって春の田植え時期と秋の収穫時期は本当に忙しく気力と体力が無いと適期を逃してしまいそうです。当農園は米作りに加え直販もしています。やっとお客様への一巡目出荷が終わりました。皆の応援を受けてどうにか乗り切ることが出来ました。


 今季は異常な高温が続き、その影響による背白米・腹白米の発生をを心配しましたが全く無く、高温で推移したことで有機肥料の分解もイメージ通りでミネラル分の吸収も良好、ツヤのあるそして食味値の高いお米が出来ました。ホットすると同時に今は満足しております。


 この2か月間を振り返れば、本当に忙しい日々でホームページの更新も出来ずお客様への発信をおろそかにしてしまいました。

秋祭り 刈取り 有機肥料運搬 有機肥料散布
秋祭り.jpg 2018刈り取り.jpg イセグリーンと散布作業.jpg 2018イセグリーン散布.jpg


●秋祭り;10月7日(日)に行われました。見事な晴天に恵まれて地域の皆様と久々に酒を酌み交わしました。祭事場に子供神輿が来てくれましたが子供の数が少なく一抹の寂しさを感じたものです。

●その翌々日からコシヒカリの刈り取り作業を始めました。数日間好天が続いたこと、そして降雨や台風襲来が無くて田んぼは乾いておりスムーズに進みました。炎天下の「溝切り」は大変ですがその効果が収穫時に報われる事を他農家の荒れた田んぼを見て納得するのです。

●イセグリーン(発酵鶏糞)での土づくり。祭りの1週間前に宮城県まで赴き購入しておきました。実は米価低迷に伴いここ数年、安価なイセグリーンの人気が高まり入手困難となっている様です。

●以前は300kg/10a当たりを散布していましたが今季から150kgとしています。富栄養化と微生物増加が心配です、ただ発酵鶏糞の散布目的ははワラを早く分解させたいが為なのです。

 

色彩選別作業 乳酸菌発酵液 乳酸菌散布 男と女
色彩選別機.jpg 乳酸菌発酵液.jpg 乳酸菌発酵液散布.jpg 男と女U.jpg

●陽が射す間は室外の作業、隠れれば室内の作業をするよう心掛けてきました。色彩選別機にて異物を取り除きます。昭和の時代は籾摺り後のお米を消費者に引き渡しても「農家直販だから・・・」とお客様も黙っていましたが今は通用しません。お客様が中食・外食業界であればなおさらであり、これからの時代は【色彩選別工程は絶対】が付くほど必須なのです。

●忙しくなると考えて秋祭り前に乳酸菌発酵液を仕込んでおきました。乳酸菌にて雑草種子のアブシジン酸を分解させ発芽を促すのです。この時期から発芽しても寒くて生きていけません。

●散布作業;目に見えるような抑草効果は期待していませんが一度発芽した雑草は2度発芽はしません。よって冬季間に叩ければ少しは減るというもの。田んぼ内の種子を減らさないとキツイ除草作業が必要という堂々巡りが続くのです。ちなみに春先にも散布します。

●掘り起こした大根にビックリ。フォトをご覧あれ。

穂が出てきました(FARM巌峯寺ブログ)

2018,08,04 16:47         フォトはクリックで拡大 

 出穂始め  1穂着粒数  クモ  イナゴ
 出穂期.jpg  上竹の1穂.jpg  クモ.jpg  イナゴ.jpg

 毎日、暑い日が続いています。皆さまいかがお過ごしでしょう。8月初旬の田んぼの様子をお伝えします。

 幼穂形成期を過ぎて出穂期に入ってきました。まだ10%〜20%程度ですので「出穂始め」と呼ぶそうです。この分だと8月7日頃が「出穂」となりそうです。

 上竹地区水田の1穂をちぎって来て自宅で数えてみました。その数183粒。おそらくは親穂であろうと思いますが非常に多くの実を着けています。コシヒカリの1穂着粒数は100粒あれば良好と言われていますのでかなり秀逸です。

 倒伏を心配しますが背丈が80p〜90p程度ですので、今後充実してきてもその重みに耐えられるであろうと推測しています。昨年8月1か月の累積日照量はわずか79時間と少なく「冷害の年」でしたが2年連続は無いと考えます。

 イネに穂が着くといよいよカメムシがやってきます。あの悪臭を放つ昆虫です。穂が吸汁されると着色米となり品質を大きく落とします。当農園では殺虫剤を使用しませんから「カメムシの天国」です。

 そこでカメムシの天敵「クモ」に期待するのですが・・・年々その個体数が減っているようです。非常に残念なことです。

イナゴもいい様にイネの葉っぱををカジっています。まさに楽園という感じ。

生き物のいない田んぼは寂しいものです。大いに食べて結構ですョ!まさか全部は食べないでしょうから。

炎天下での溝切り作業

2018,07,14 8:49      

■西日本豪雨災害による死者が200名を超えました。未だ安否の分からない方々も多数おられるようです。亡くなられた方々のご冥福を祈るとともにご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。また被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

 この度の被災地には当農園のお客様も多数おられます。安否確認・お見舞いのメールをお出ししましたが、ご返信の無い方々が心配です。もっともそれどころではないはず。今の小生にはボランティアの方々も含む安全なる復旧を祈ることしか出来ません、ご容赦願います。

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豆トラ溝切機  作業風景  全体像  部分詳細
 豆トラ溝切機.jpg  2018溝切作業.jpg  高野水田溝切り.jpg 高野水田U.jpg

●7月10日からの3日間、田んぼの溝切り作業を行いました。重さ20kgにも満たない小さな溝切り機ですがエンジンは非常に強力、75kgの小生を乗せて走ります。作業中は常にフルスロットル。唸りをあげるエンジンが破裂するのでは?と心配してしまいます。

●3日間とも30℃越えの炎天下。ずいぶんと汗もかきましたが終わってみれば「やり切った」という爽快感でいっぱいです。

●「中干し」は行いますが、米価低迷とともに「溝切り作業」をする農家は年々減っています。気持ちはお察しいたします、面倒ですもの・・・が小生は収穫時のコンバインで田んぼをメチャメチャにしたく無いのです。

表面を荒らすことでグライ層の雑草種子を休眠から呼び覚ますことになるからです。

●早期の梅雨明けで土面が乾燥していたこともあり全体的に見れば良好な出来栄えだと思っています。排水性が改善されることで収穫時の作業がスムーズにいくと信じています。そして秋が来るのが楽しみです。

W杯 日本代表

WCロシア大会.jpg2018,07,03 14:40   フォトはクリックで拡大 

 今朝、目覚ましを掛けW杯決勝トーナメント、日本vsベルギー戦をTVで見ました。

 サッカーは素人そして興味のない小生でもこの一戦は感動しました。2点目が入ったときは「勝てるかもしれない!」と思ったものです。

 終わってみればベルギーが勝者、サッカーの奥深さや世界で活躍する一流選手の技術を見ることが出来ました。プロサッカー選手の年俸がプロ野球選手や他のアスリートのそれよりはるか上を行くのが分かるような気がしてきました。

今回のW杯でサッカーのルールを少し知ることが出来たのは収穫。「カウンター攻撃」「ペナルティーエリア」などなど、ルールを知ると面白くなってきます。

また、自国の代表選手の名前も覚えることも出来ました。おなじみの「本田」「長友」「香川」くらいは知っていましたが「乾」「昌子」「柴崎」・・・etcなど技術の高い選手がいることは勇気をもらうと同時に誇りに思います。

 そして日本中がW杯に一喜一憂する意味もどうにか分かりました、小生もこれからは「フットボールの記事」にも興味を示すことになるでしょう。

田植え完了、これからの1か月半が勝負

2018,05,22 20:41                     フォトはクリックで拡大 

 第3次代掻き  田植え  打ち上げ  チェーン除草
 第3次代掻き.jpg  2018田植え完了.jpg  2018打ち上げ.jpg  チェーン除草機投入.jpg

  家族や親せきの応援を受けて2018年の田植えが完了しました。17日から20日まで、見事な晴天に恵まれて出来たことは本当に運がよく、今は清々しい気分です。

今季も特別栽培(低農薬)コシヒカリと有機栽培(無農薬)コシヒカリを作ります。

 「田植え」は儀式と捉えており、多くの方々の応援を受けるため、田植え当日までに移植可能な田んぼを作っておかなければいけません。実はこれが大変なのです。

 有機栽培田のケースでは「代掻き」を3回行います。4月初旬に入水し第1回目の代掻きで雑草の発芽を促します。20日も過ぎますと気温上昇と共に発芽してきますので、第2回目の代掻きで土中に埋め込んだり水面に浮かしたりしてダメージを与えます。

第3回目の代掻きは田植えの前日か2日前に行います。イネの移植と雑草発芽の時期をリセットするのです。フォトの様にピンクとイエローの目印で掻き残しがない様に工夫しています。雑草が根を張るとチェーンでは取れず手で取る羽目になるからです。

 田植え後4日目からチェーン除草を始めました。米ぬか主体のボカシ肥料投入である程度のトロトロ層が出来ています。このトロトロ層が出来ていることが重要で雑草が面白い様に浮いてきます。それは雑草の主根がまだ1本だからです。そして層が薄い所はなかなか抜けません。

いまは層をもう少し厚くしたいと考えています。いわゆる微生物を増やすのですがそのための米ぬかボカシ肥料の追加投入を思案しています。田植えから1か月半で雑草よりイネの成長が勝れば大成功となるのです。

種蒔き完了しました。

2018,04,17          フォトはクリックで拡大 

 比重1.17塩水選  ミネグリーン混練  種蒔き作業  プールへ展開
 2018塩水選.jpg  ミネグリーン+培土.jpg  2018種まき作業緒.jpg  2018種まき作業.jpg

 去る4月14日に家族・親族の応援を受けてコシヒカリの種まき作業を行いました。少し肌寒い気温でありましたが風も雨も完了するまで待っていてくれました。お陰様で大成功。

 当然のこと農薬は一切使用しておりません。種もみは温湯消毒と比重1.17の塩水選で罹病もみや不完全モミを取り除いています。催芽は低温の23℃で実施、30℃以上の催芽は無農薬の場合、病気を引き寄せると考えています。

 昨年からJAS有機培土にミネグリーンを混合しています。ミネグリーンが含むケイ酸が根張りを良くし茎葉を固くしてくれるからです。このミネグリーンとは1600万年前の海底の泥です、ミネラルの塊の様なものでお米の味を良くしてくれます。

春先より作ってきた育苗プールに並べて散水し、その上にピアレスフィルムをべた掛けしました。

 無農薬で育苗する場合は繊細な注意が必要と考えています。過去を振り返ってみても100%大成功ということがありませんでした。

ビニールハウス内には雑菌が飛び回っています、でも菌も水の中には入れません。だから手間ひまかけて育苗プールを作るのです。当然、種籾にも病原菌が潜んでいます。そのための対策も打ってきました。培土も一次発酵は当然であり二次発酵済みのモノを使用します。育苗シートについてはかなり高価ですがUV吸収と熱線遮蔽はベスト品と思って選定しています。

 昨年は冷害に見舞われ良食味米を作れませんでした。対策方法を見出せず指をくわえて見ていることしか出来ませんでした。しかしその不味いお米をお客様は買ってくれました。本当に申し訳なく思っています。お陰様で循環農業が可能となりました。

今季はお客様にその恩返しをしなくてはいけません。支持してくださる方々へ過去最高食味を具現化し提供しなくてはいけなのです。

プール育苗床作り

プール育苗床作り.jpg2018,03,11 17:29     フォトはクリックで拡大

 去る2月28日より「プール育苗床」を作り始めています。

 種蒔きした苗箱をこのハウスに運び、並べるのは4月中旬なのですが、逆算しますとこの時期から育苗床作りを始めないと間に合いません。

 この時期まだまだ寒いのですがハウス内での作業は本当に救われます。

 耕耘して水を入れて代掻きをして均平を取ります。水の地下浸透や蒸発に3週間は要するでしょう。過去の経験からその様に思っています。

 本当に面倒です。この育苗床作りに掛ける所要時間はかなりのものになります。しかし、無農薬での育苗はプールでなければ成功しないと小生は考えています。

 無農薬栽培を始めた当初、3年連続で育苗に失敗した経験を持ちます。

プール育苗床作りU.jpg「なぜだ!なぜだ!」もがき苦しんだ

体験からこのプール育苗に到達したの

です。

 地域から笑われながら苗調達に奔走し、どうにか田植えが完了出来ました。それはまだ若かったからこそ出来たのです。還暦を迎え、気力旺盛であった当時が輝いて思い起こされます。


いつまで出来るか?今季も待っているお客様の為に無農薬栽培に挑戦するのです。

凍結路で転倒

雪道 転倒.jpg2018,01,29 16:47

 昨日は隣組の総会に出席致しました。総会と言っても堅苦しいものではなく新年会みたいなもの。15戸の各家庭から一名づつ参加し近場の温泉宿で行うのが恒例となっています。

 温泉につかり酒も入って和気合いあい。解散後、酒好きな小生も「二次会」に行くこととなりました。そこに落とし穴が待っていたのです。

斜面の凍結路で宙に浮き転倒してしまいました。滑ることは当然予測でき、ペンギン歩きで踏み込みましたが見事に後頭部と背中を強打。

 店に着いて数十分、後頭部の痛みが引いてきましたがどういう訳か胸が痛いのです。急いでタクシーを呼び帰宅、「あすになれば胸の痛みも鎮まるだろう」と温めて就寝しました。

renntogen.jpg翌朝。起きれないのです。そして胸部の痛みは引きません、こうなりますと骨折やヒビ入りを想像するのです。

整形医院に赴き症状を報告、先生が小さな声で一言「骨折が考えられる・・・」当然、レントゲンを撮ることとなりました。待つ時間、いろいろな事を考えるのです。

 もうすぐ米作りがスタートします。「苗床作りや育苗が出来なくなってしまう」「一年を棒にふるのか?」と悲壮なことばかり考えるのです。

CTスキャンの結果、骨には異常がありませんでした。その時の気持ち(喜び)はこれからの余生、忘れることは出来ないでしょう。

※右フォトは小生の胸部画像です。その鮮明さに医学の進歩を肌で感じました。

 6年前にも転倒して通院した経緯があり、今回十分に注意を払っていたつもりでしたが「甘さ」があったのでしょう。胸の痛みが一日も早く引いてくれる事を今は祈っているところであります。

農機具収納

洗車  ワックス掛け  塗装  納車
 トラクター洗車.jpg  洗浄・ワックス掛け.jpg  ロータリー塗装.jpg  2017納車.jpg

2017,12,22 21:46             フォトはクリックで拡大 

 年が押しつまる本日、収穫が完了した野菜畑をトラクターにて耕耘しました。これで今季の農業機械に頼る作業はほぼ完了。

 一年間本当にご苦労様でした。年を取るごとに農業機械の有難さを感じている今日この頃です。先人たちがしていた膨大な作業を短時間でかつ数倍もこなしてしまうのですから・・・。

 農機具の中でも年間稼働率の一番高いのはトラクターでしょう。田んぼでも畑においても主役、特にロータリーを取り付けて「耕す」という作業では必需品です。

 当農園のトラクターは父の遺産です。よって2代に仕えている「忠臣者」です。今年も故障せず働いてくれました、感謝を込めて今日、洗車・ワックス掛け・グリスUP・ロータリー部の塗装をして倉庫に収納しました。

 塗装はロータリー部の「マッドレスカバー」と言われる部位に施しました。このカバー部は泥・土が張り付く所です。塗装をすることで土泥の張り付きを減らし最終的にはロータリー刃の消耗を減らすことが出来るのです。

 一年間にお世話になった農機具を3か所の倉庫にすべて収納出来た今、「すがすがしい気分」に浸っています。盗難も多い世知辛い世の中、目に着く所には置けません、大切にせねばと思っています。

ですが一方では、「年末ジャンボ宝くじが当たったら最新式大型機械を買いたい!」などと妄想も抱いているふしだら男も居るのです。

雨続きで稲刈りになりません

ミッションオイル交換.jpg

2017,10,22 10:36          フォトはクリックで拡大 

 「あー、うらめしやー」当地方は連日の降雨で稲刈りになりません。いよいよ明日には大型台風21号が襲来します。

 この様な雨続きの年は過去にありませんでした。東北地方には1993年そして2003年にも冷害の年がありましたがこれほどではなかった記憶があります。とにかく晴れの日がないのです。お米の品質がますます落ちていくでしょう。

しかしジタバタしてもどうなるものでもありません。「他農家も同じ境遇!」と自分に言い聞かせ、昨日は農機具の整備を行いました。

 農機具の中でも年間稼働率の一番高いのはトラクターです。このトラクターは父が25年前に購入したもの、今となればいわゆる遺品です。あまりにも高価で小生にはとても買えるものでありません。ですからメンテ&メンテで長持ちさせたいのです。

ミッションオイル・エンジンオイルそしてフロントアクスルオイル、それに付随する各部フィルター・燃料コシ器などすべて交換してみました。

面倒な作業ですが完了すれば本当に気持ちのいいものです。経費も60,000円以上と大きな支出となってしまいましたが、手に負えない故障となれば取り返しが付かなくなります。

本日も雨ですのでこれから田植え機やブロードキャスター・ミニカルチなどのミッションオイルを交換してみようと思っています。

イネは元気です。

高野水田.jpg

2017,07,23 12:09

 自宅から一番近い高野地区の田んぼです。小生自宅も見えます(右上に位置する築130年以上の赤瓦)。田植えから63日目、上下の慣行栽培水田の葉色は淡く竹緑色ですが、小生水田は濃緑色で推移しています。

 どの水田も葉色が濃いため遠くからでもすぐに見分けがつきます。今の時期、化学合成肥料では肥効が落ちることで淡くなります、中央水田の葉色は有機肥料栽培の特徴だと思っています。

 近くで見てみますと受光態勢の違いを見れます。茎が開帳型となり根元まで光を吸収できます。小生はこの立姿が大好きなのです。

つい先日の炎天下、「マグマリーン」を散布しました。マグマリーンとは海水にがりから精製された天然のマグネシウム肥料です。多種のミネラルを含んでいることで食味が非常に良く(甘く)なります。近隣農家はどなたも散布しませんがこの肥料で作物が元気になると小生は信じているのです。

受光態勢.jpg

除草ステージに突入

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 初投入  チェーン除草  手直し  困難
初投入.jpg 第1回チェーン除草.jpg チェーンカットU.jpg 緑藻すくい.jpg

2017,06,05 22:40

 田植えから7日目、田植えを一番初めに行った上竹水田にて冬季間に作ったチェーン除草機改良型の初投入を試みました。

 やはり現実はイメージ通りに行かないものです。チェーンが長すぎて踏み出した足でチェーンを踏みつけてしまいます。当然のこと小股で進むしかありません。

泥田から足を引き抜くのはエネルギーを要します。ですから大股で歩き体力の消耗を軽減したいのです、次の田んぼがまっているからです。

次の問題がチェーンの取り付け位置が低い為に苗をなぎ倒します。それを防ぐために腕を「くの字」に折り曲げ機械を持ち上げながら作業を続けました。ここも改良が必要です。しかし本当に疲れました。25aの田んぼを処理するのに4回も小休止を取りました。

 終了後、自宅に持ち帰りチェーンを3環づつカットしました。77本×3環づつ減りますので攪拌能力は低減しますが軽量にはなります。そして鉄工所に持ち込みチェーンの根元位置を変更してきました。

 これで万全と思いきや!別な田んぼでさらなる困難が待っていました。水田一面に緑藻が発生していたのです。「藻が発生すればうまくいかない」と以前から想像していましたが、チェーンに藻が絡みつき泥を攪拌出来ません。よりによって一番雑草が繁茂している田んぼです、端折るわけにはいかないのです。

 畦畔から2m程度は網ですくい取りましたが中央付近の藻は動きません。箒で岸に追いやり網で再度すくいあげるのです。

でも、その甲斐あって発芽したばかりの雑草が面白い様に浮き上がってくる様は【疲れ】を忘れるのです。


田植え完了しました。

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 巨大苗  頑張って根  田植え開始  支援部隊
 巨大苗U.jpg  頑張って根.jpg  2017田植え開始.jpg  支援部隊.jpg

2017,06,04 9:46

 去る5月21日〜27日に皆さんの支援を受けてどうにか田植えが完了しました。30℃越えの天候に恵まれて苗の活着も良いことでしょう。

昔から「苗半作」や「苗8部作」と言われ、苗の出来によって作柄の半分が決まるということだそうです。人間でいうところの【三つ子の魂百まで】とある意味似ているような・・・。

 育苗にはかなりの労力と情熱を注いできたつもりでいます。そしてそれに苗も答えてくれました。

4.0葉で茎が太く丈夫な苗と育ちました。特に「根」には勇気をもらいます。苗箱下方にだけでなく根が暴れまくり苗箱表面にまで張り出しています。このような苗は初めて目にしました。

 播種量は90-100gです。この量ですと圃場での欠株は殆ど見られません。過去40-60gでトライしたことがあります。5.0葉の成苗となりますがその後の補植にはずいぶん苦労した思い出があります。

 今年は播種機トラブルで少しの種もみしか播種されない苗箱が発生しました。捨てることをせずあえてプール床に移設し観察してみます。驚くことに5.5葉となりさらに第1葉と第2葉から分げつが始まったのです。まわりに邪魔する要因が無いと喧嘩も起きずノビノビと育つことを再認識した次第です。ですから現場でも田植え本数も少なく植えることを意識しています。「厚田も千石、薄田も千石」なのです。

 

さて、いつもこの時期になると思うことがあります。この「農繁期が真夏で無いこと」を感謝するのです。特に有機水田では代掻きしてから2日のうちに田植えをします。雑草より先にイネの根を張らせたいのです。この一連の作業が7月・8月だったら小生はすでに死んでいるでしょう。    またまた、そんなオーバーな!?


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2017新年のご挨拶

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2017,1,1 0:10

2017年(酉年)  謹賀新年

 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


 【ツバメ】は吉兆の鳥と呼ばれています。ツバメが来る家は栄えるとか、巣をかける家には吉事があるまたは繁盛するとか、ともかく悪いイメージを持っている人間は少ないと思われます。南方から数千kmもの距離を渡り、小生宅を忘れずに来てくれるのですから本当に可愛いものです。

そのツバメも年々減少傾向にあるということはマスコミなどで取り上げられますので良く知るところです。しかしその巣立つヒナ数も減少しているということです。(村落4.28羽、都市部3.89羽とのデータ)。

 余談ですがツバメの巣を撤去すると法律で罰せられることは知りませんでした。もっともその様なことをするつもりもありませんが・・・逆に我が子を育てるために朝早くから飛び回るその姿には一種の感動を覚えるのです。2017年も家族全員でお持ちしております。「我が家の田んぼは虫だらけですよー!」


 さて、昨年はご愛顧を賜り本当にありがとうございました。今更のことですが農業は生産した農産物を誰かに買ってもらい食べてもらわなくては成り立たない産業です。当FARMが生きていけるのもお客様あってのこと。ご支持いただきましたこと改めまして心より御礼申し上げます。

農業を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。それは就業人口にも如実に現れています。400万人の人口がたった四半世紀で190万人未満となってしまいました。そして今後も減少傾向が続きます。経営が成り立たないのが第一要因でしょう。

だからと言って「転職?」、小生の生きる道は他にはありません、というより他産業では使い物になりません。農業しか出来ないのです。

どうせやるのだったら本物を極めて見たいものです。植物の生態も知らぬ人間が大きなことを言うようですが一歩づつですが見えてきたものも数多くあります。

田んぼの生き物たちの力を借りて,全耕作地で農薬・化学合成肥料不使用の米つくりを展開し,ご支持いただける方々に高品質米を提供していく。

※「高品質」とはユーザーが決めるもの、生産者が押し付けるものではないことは承知の上で申し上げています。当農園の高品質とは「外観」「食味」は当然のこと、見えないところの「安全性」「機能性」「鮮度」も含みます。そのほかの「値段」「輸送性」「情報の伝達」などお客様が求めるすべてを指しています。

 新年を迎えまた一つ歳を取りましたが米作りに対する情熱は膨らんでいます。これが2017年念頭に考えていることです。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

ミネグリーン購入に赴く

2016,12,10 17:30            フォトはクリックで拡大 

 鉱山(棚倉町)  八幡社長  プラント  ミネグリーン
棚倉町鉱山.jpg 八幡社長.jpg 岡田工場.jpg ミネグリーンU.jpg

●去る11月30日、以前より興味を抱いていた【ミネラル土;ミネグリーン】を視察するため棚倉町を訪れました。そちらこちらで聞きながらやっと八幡礦業鰍ノたどり着きました。アポなしで来たにもかかわらず八幡社長が対応してくれました。

●事務所に通されて八幡氏から熱のこもった「ミネグリーン」のプレゼンを受けました。

●「鉱山を見たい」との小生の弁。いやな顔一つ見せずに社長自ら、事務所から数十キロもある鉱山及び工場を案内をしてくれました。

●「ミネグリーン」とは数千年前古代、海洋動植物が埋没堆積した「海泥」の無機質資源であり、地殻変動で地上に突出した鉱山から採取されている天然のミネラル土です。

●小生は今季米の食味に不満を抱えていました。今までの栽培方法を来季も踏襲すれば食味改善は実現するはずもありません。よって内心はもがき焦っていたのです。

●このような天然のミネラルを含んだ、そしてバランスの良い土壌改良資源が我が福島県にあることを驚きとともに「そのめぐりあわせ」に対して神に感謝しているところです。

●初年度は年内中に「有機栽培田」に投入し、圃場におけるそのイネの変化を診るつもりでいます。

●小生が目指す全耕作面積に於いての【自然栽培】に近づく、また一歩の前進になるような気がして、ひそかに心が躍っているのです。

■農を業にして裕福になれるとは思っていませんが、小生にとって「農」しか生きる道がないのです。

株間除草機お譲り致します。

2016,12,10 13:30                    フォトはクリックで拡大 

AL2-55.jpg 新潟県笹川農機製「株間除草機AL2-55」をお譲り致します。

●この手押し除草機は条間ではなく株間対応の除草機となります。

●未使用品です。

●艘寸法が5.5寸の2丁押です。

●メーカー小売価格32,076円(税込み)のところ

希望販売価格;23,000円(税込み)

●要望があれば右写真のAL1-55(使用済品)もお付けいたします。

AL1-55.jpg●手放す理由;小生すでにAL2-55を一台所有しております。、また耕地面積も増やしていることで現在は改造したエンジン付き株間除草機(2連式)で対処しております。。ちなみにAL1-55は2年間使用したものですがヘコミなど無く程度は良好です。

●この値段はお買い得品だと思います。発送料金なども佐川急便と契約していますのでお調べできます。

●気軽にお問い合わせ願います。

究極の田んぼ(岩澤信夫著)

2016,11,24 22:27             フォトはクリックで拡大 

究極の田んぼ.jpg
 約2か月前から右腰部裏側に鈍痛を感じていました。日増しにひどくなってきましたので心配になり、本日総合病院を訪れました。

予約など取っていませんので半日は待つことになるだろうと覚悟はしていました。そこで一冊の「以前より気になっていた本」を持参していったのです。

 案の定、祝日明けの日ということもあり見事に混んでいました。でもこの本にのめり込んでしまい待つ苦痛を感じませんでした。

   岩澤信夫氏著書【究極の田んぼ】

本当に感動の連続でした。自分のことを「一生をイネつくりに捧げようと決めた朴念仁です」と書いておられましたがその説得力に見事にはまりました。

診察の結果「内臓の異常は見られない」ということが判明しホットしております。実は酒が大好きで肝臓系の異常では?と心配していたのです。「めでたし!めでたし!」 

その後14:00から郡山市での「特別栽培農産物申請説明会」に参加して自宅に戻ってきました。「内臓系障害ではない」と分かり嬉しくてボージョレー・ヌーボー500mlを飲み干してしまいました。それ相応の罪悪感は感じております。

でもこれは「祝杯」だと言い聞かせて飲みました。これから借地して耕作面積を増やしたいのです。「ガン」だとしたらこれからの投資など出来ませんから・・・

 それはさておき、読書のなかで

 この本の著者である岩澤信夫氏を訪問して話をお聞きしたい、いや聞いてほしいと考える様になっていました。ネットでどうにか連絡方法を掴みたいと検索したところ、すでにお亡くなりになっていました。

誠に残念です。その意志を継いで実践されている方々が全国におられるようですが、是非とも「岩澤氏にお会いしたかった、お話を聞かせてほしかった」と強く思った一日でした。

チェーン除草機改良型

2016,11,09 18:45                           フォトはクリックで拡大 

初代チェーン除草機.jpg 「チェーン除草機改良型」を製作しました。

右フォトは初代チェーン除草機です。今までは総重量16kgを肩に担いで田んぼ内を引いていました。

重労働の割には抑草効果が薄く不満を持っていました。

それはチェーンが短く、そして軽いために泥をかき乱せなかったのです。

以前作成した「乗用田植え機を改造したチェーン除草機」は、田んぼのまくら地

チェーン除草機 改造完了U.jpgをメチャメチャにしますので倉庫に眠っています。そのために人力チェーンを引いていたのです。

 小生も歳を取り体力が無くなってきました、しかし無農薬米の需要は増える一方です。ある夜、夢に「あめんぼ号」でチェーンを引く自分が出てきました。

あめんぼ号を製作した山形株善社のカタログを見たところアタッチメントチェーンを販売しておりました。

しかしながらそのチェーンは小生作チェーンより短いのです。あれでは使い物になりチェーン除草機改良型.jpgません。

「あの大型チェーン(約30kg以上)を動力がるあめんぼ号なら引けるのでは?」早速鉄工所に持ち込み取り付け依頼をしました。完成です。

イメージでは左右の傾き、いわゆるバランス取りが難しそうですが重量があることで問題ないとみています。

来季(2017年)春のデビューとなりますがチェーンの長さやその重量で泥をいっぱい掻いてくれそう!・・・パワーカルチを投入しますと深く土層を堀りおこすため一時的な効果に満足します。しかし下層で休眠していたコナギ種子を活発化させます、よってこの【チェーン除草機改良型】大いに期待しているのです。

東京観光、いや東京見物です。

2016,08,08 21:09                      フォトはクリックで拡大  

スカイツリー  アサヒビール本社 世界遺産  アメ横
 東京スカイツリー.jpg  アサヒビール本社.jpg  国立西洋美術館.jpg アメ横での食事.jpg

●8月6日・7日、友人と【大都会東京】に行ってきました。目的は「観光」と言いたいところですが・・・

お金を節約するために、いやお金が無いために・・・交通は「どんこう列車」宿泊は「カプセルホテル」食事は1,000円以内・・・etc この様なものを「観光」と言えるのか?これは「見物」というものでしょう。

●自宅出発はAM5:00、新白河駅まで車で行き、東北本線鈍行列車で乗り継ぎ乗り継ぎで上野駅に着いたのが9:31分、4時間30分を要しました。

・最初の目的地は「東京スカイツリー」。夏休みが拍車を掛けて大混雑。予約券を持っていないことで1時間10分の大行列を体験しました。立っているだけで苦しく足がガタガタです。途中であきらめ掛けました。

・どうにか350mの展望デッキまで登ってきました。450mの展望回廊まで登る気など当初からさらさらありません。さらに費用が発生するのですから貧乏人には考えられないこと。

●そこから上野公園へ。世界遺産に登録された「国立西洋美術館」へ直行。でも入館料を惜しんで入らず公園を散策。

・その夜はアメ横街で都内に住む旧友と食事。低料金の居酒屋と回転寿司で腹を満たしてカプセルホテルで宿泊・・・

 靖国神社  忍池  武道館  江戸城天守台
靖国神社.jpg 上野不忍池.jpg 日本武道館.jpg 江戸城天守台.jpg

●翌日は九段下の靖国神社に直行。右翼団体の集結に驚き、巨大鳥居に驚嘆!遊就館では感動の上に度肝を抜かれて・・・田舎の百姓おやじは4時間も居座ることになりました。

●昨日から立ちっぱなしで腰に痛みが出てきました。でも靖国神社で、さらに遊就館に於いて「腰が痛い・・・」など先人に恥ずかして言えない思いになるのです。

●靖国を後にしてまた徒歩です。足・腰が痛い!・・・どうにか不忍池到着。ここでも蓮の巨大さに驚くのです。このような巨大蓮がここ以外あるのか?と、そして「ポケモンGO」を追いかける若者たちの多さに。

●武道館到着。爆風スランプ「大きな玉ねぎの下で」は若いころカラオケで唄っていました。というより18番でした。ここがその武道館か!と一種独特な思いが蘇りました。

●最後に皇居内の「江戸城天守台」を見学。この巨大な石垣の上に天守閣が残っていたのなら・・・と思いをはせるといろいろなこと(もっと巨大な都市)を考えてしまいました。

●皇居から徒歩で東京駅に・・・そこから電車で新白河駅へ・・・そして自宅へ・・・

 お金を消費することない「東京見物」でしたが、使えるお金がある「東京観光」だったらどの様なものになっていたのか?でも小生にとっては忘れがたい2日間、活力を得ました。

農業人口200万人割れ

2016農業就業人口推移グラフ.jpg2016,08,05 19:09        

 農林水産省がまとめた「2016年農業構造動態調査」によると2月1日現在の農業就業人口は前年比8.3%減の192万2200人とのこと。

四半世紀前の1990年には480万人を超えていたものが、その4割程度にまで落ち込みました。

ネットで日本の人口を調べてみますと、7月現在、1億2699万人とのことでした。農業人口の比率は【1.51%】となります。

 そして、その平均年齢が66.3歳、新陳代謝もありません。この農業分野の弱体化は近い将来の農産物輸入の加速化を意味していると思います。

 なぜこのような現況になるのか?答えは一つ。

【農業では経営に成らないからです】さらにもう一つ、農業以外に収入を得る道があること。そしてそちらの方から得る収入およびメリットが大きいこと。

 当農園も原発事故以降「赤字で運営しています」。販売単価を上げることに躊躇しています。怖くてできないのです。でも購入するものすべてに消費税が発生します。機械を修理するだけでも消費税が付きまといます・・・

すべて当農園で吸収してきました。もう限界です。

今季収穫米の単価を引き上げる気はありませんが、せめて「消費税」は頂戴したく考えております。

「この消費税」をお客様にご理解戴けないとなれば、当然【離農】も視野に入ってくるのです。これは日本農業の現実の流れとして避けられないかもしれません。

大切なお客様について

2016,07,01 19:06            フォトはクリックで拡大     

 東京のお客様 東京のお客様U   徳島のお客様  奈良のお客様
大切なお客様.jpg 東京都のお客様U.jpg
徳島よりのフォトW.jpg
奈良よりの手紙.jpg

  今から10年前、農協に収穫したお米を販売した際の「売上明細書」は悔しくて悔しくて涙が出てきました。父は当たり前の様に平然と【取り巻きにエキスを吸われて・・・百姓とはこういうものだ!】と言いました。

その当時の小生は「お米の流通システム」など知りません。しかし農家直販をしてみたいというモティベーションが芽生えたのは何十年経っても「あの明細書」が源なのです。

 それはともかく、どのようにして東北片田舎から「お米情報」を発信するか?こればかり考えていました。インターネットを覗くと、農薬や化学合成肥料を多投したどこにもある様な慣行栽培米ではネット通販では通用しないことを悟りました。

そこからが悪戦苦闘の連続・・・「卵が先か・ニワトリが先か」で悩むのです。特栽米・無農薬米を作っても売れ無いのです。この様なお米を作ってくれと言われた訳でもなく、売り先が決まっていないところでスタートしているのですから・・・それは当然のこと。

農協や米穀業者に「いいように叩かれて収益どころの話ではありませんでした」。今思えばあそこで辞めなかったのが分岐点と今も思っています。父の代からご支援いただいたお客様があったことで救われたのです。

 ここで大変お世話になっているお客様を個人情報保護法に鑑みほんの少しご紹介いたします。

●【東京のお客様T】ホームページを立ち上げる以前より長いお付き合いを戴いております。当農園が苦しいとき、いつも励ましてくださいました。今年「長年連れ添ったご主人を失い」葬儀の際に当農園米を御返しものとしてご指示を賜りました。

●【東京のお客様U】お客様を開拓しようと焦っていた当時、小生の突然の電話にも話を聞いてくださいました。それ以来のお付き合いを戴いています。お米販売以外にも「おにぎり」「お弁当」「惣菜」等々、頑張っている若手経営者。当農園圃場にも来てくださいました。陰ながら応援しております。

●【徳島のお客様】お取引は浅いのですが数年前よりのお客様と感じてしまいます。不思議な関係です、それは知人を紹介してくださったり、徳島地方の季節情報を配信してくださったり。フォトは奥様自筆の水墨画です。「拡大して良く見てください」枝の屈曲部分など・・・ただの素人ではないですよ!

●【奈良のお客様】関西地方に於ける当農園の営業マンの如く知人をご紹介してくださりました。悲しいかなつい先日61歳にて突然他界されました。フォトは奥様からのお手紙です。手紙には「夫は当農園を訪れたかった」と記載されていました。小生57歳ですので同年代、「やりたいことが一杯あった」と思います。


上記はほんの一例ですが、お客様の私生活に接すれば接するほど、ご支持を裏切るようなお米を「作ってはいけない!」そして「販売してはいけない!」と考えます。

小生や小生家族が生かされているのはすべて【お客様】があってこそ、売れなかった当時、もがいていた当時を思い出すと有り難さをしみじみ感じる次第です。

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