穂が出てきました(FARM巌峯寺ブログ)

2018,08,04 16:47         フォトはクリックで拡大 

 出穂始め  1穂着粒数  クモ  イナゴ
 出穂期.jpg  上竹の1穂.jpg  クモ.jpg  イナゴ.jpg

 毎日、暑い日が続いています。皆さまいかがお過ごしでしょう。8月初旬の田んぼの様子をお伝えします。

 幼穂形成期を過ぎて出穂期に入ってきました。まだ10%〜20%程度ですので「出穂始め」と呼ぶそうです。この分だと8月7日頃が「出穂」となりそうです。

 上竹地区水田の1穂をちぎって来て自宅で数えてみました。その数183粒。おそらくは親穂であろうと思いますが非常に多くの実を着けています。コシヒカリの1穂着粒数は100粒あれば良好と言われていますのでかなり秀逸です。

 倒伏を心配しますが背丈が80p〜90p程度ですので、今後充実してきてもその重みに耐えられるであろうと推測しています。昨年8月1か月の累積日照量はわずか79時間と少なく「冷害の年」でしたが2年連続は無いと考えます。

 イネに穂が着くといよいよカメムシがやってきます。あの悪臭を放つ昆虫です。穂が吸汁されると着色米となり品質を大きく落とします。当農園では殺虫剤を使用しませんから「カメムシの天国」です。

 そこでカメムシの天敵「クモ」に期待するのですが・・・年々その個体数が減っているようです。非常に残念なことです。

イナゴもいい様にイネの葉っぱををカジっています。まさに楽園という感じ。

生き物のいない田んぼは寂しいものです。大いに食べて結構ですョ!まさか全部は食べないでしょうから。

炎天下での溝切り作業

2018,07,14 8:49      

■西日本豪雨災害による死者が200名を超えました。未だ安否の分からない方々も多数おられるようです。亡くなられた方々のご冥福を祈るとともにご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。また被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

 この度の被災地には当農園のお客様も多数おられます。安否確認・お見舞いのメールをお出ししましたが、ご返信の無い方々が心配です。もっともそれどころではないはず。今の小生にはボランティアの方々も含む安全なる復旧を祈ることしか出来ません、ご容赦願います。

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豆トラ溝切機  作業風景  全体像  部分詳細
 豆トラ溝切機.jpg  2018溝切作業.jpg  高野水田溝切り.jpg 高野水田U.jpg

●7月10日からの3日間、田んぼの溝切り作業を行いました。重さ20kgにも満たない小さな溝切り機ですがエンジンは非常に強力、75kgの小生を乗せて走ります。作業中は常にフルスロットル。唸りをあげるエンジンが破裂するのでは?と心配してしまいます。

●3日間とも30℃越えの炎天下。ずいぶんと汗もかきましたが終わってみれば「やり切った」という爽快感でいっぱいです。

●「中干し」は行いますが、米価低迷とともに「溝切り作業」をする農家は年々減っています。気持ちはお察しいたします、面倒ですもの・・・が小生は収穫時のコンバインで田んぼをメチャメチャにしたく無いのです。

表面を荒らすことでグライ層の雑草種子を休眠から呼び覚ますことになるからです。

●早期の梅雨明けで土面が乾燥していたこともあり全体的に見れば良好な出来栄えだと思っています。排水性が改善されることで収穫時の作業がスムーズにいくと信じています。そして秋が来るのが楽しみです。

W杯 日本代表

WCロシア大会.jpg2018,07,03 14:40   フォトはクリックで拡大 

 今朝、目覚ましを掛けW杯決勝トーナメント、日本vsベルギー戦をTVで見ました。

 サッカーは素人そして興味のない小生でもこの一戦は感動しました。2点目が入ったときは「勝てるかもしれない!」と思ったものです。

 終わってみればベルギーが勝者、サッカーの奥深さや世界で活躍する一流選手の技術を見ることが出来ました。プロサッカー選手の年俸がプロ野球選手や他のアスリートのそれよりはるか上を行くのが分かるような気がしてきました。

今回のW杯でサッカーのルールを少し知ることが出来たのは収穫。「カウンター攻撃」「ペナルティーエリア」などなど、ルールを知ると面白くなってきます。

また、自国の代表選手の名前も覚えることも出来ました。おなじみの「本田」「長友」「香川」くらいは知っていましたが「乾」「昌子」「柴崎」・・・etcなど技術の高い選手がいることは勇気をもらうと同時に誇りに思います。

 そして日本中がW杯に一喜一憂する意味もどうにか分かりました、小生もこれからは「フットボールの記事」にも興味を示すことになるでしょう。

田植え完了、これからの1か月半が勝負

2018,05,22 20:41                     フォトはクリックで拡大 

 第3次代掻き  田植え  打ち上げ  チェーン除草
 第3次代掻き.jpg  2018田植え完了.jpg  2018打ち上げ.jpg  チェーン除草機投入.jpg

  家族や親せきの応援を受けて2018年の田植えが完了しました。17日から20日まで、見事な晴天に恵まれて出来たことは本当に運がよく、今は清々しい気分です。

今季も特別栽培(低農薬)コシヒカリと有機栽培(無農薬)コシヒカリを作ります。

 「田植え」は儀式と捉えており、多くの方々の応援を受けるため、田植え当日までに移植可能な田んぼを作っておかなければいけません。実はこれが大変なのです。

 有機栽培田のケースでは「代掻き」を3回行います。4月初旬に入水し第1回目の代掻きで雑草の発芽を促します。20日も過ぎますと気温上昇と共に発芽してきますので、第2回目の代掻きで土中に埋め込んだり水面に浮かしたりしてダメージを与えます。

第3回目の代掻きは田植えの前日か2日前に行います。イネの移植と雑草発芽の時期をリセットするのです。フォトの様にピンクとイエローの目印で掻き残しがない様に工夫しています。雑草が根を張るとチェーンでは取れず手で取る羽目になるからです。

 田植え後4日目からチェーン除草を始めました。米ぬか主体のボカシ肥料投入である程度のトロトロ層が出来ています。このトロトロ層が出来ていることが重要で雑草が面白い様に浮いてきます。それは雑草の主根がまだ1本だからです。そして層が薄い所はなかなか抜けません。

いまは層をもう少し厚くしたいと考えています。いわゆる微生物を増やすのですがそのための米ぬかボカシ肥料の追加投入を思案しています。田植えから1か月半で雑草よりイネの成長が勝れば大成功となるのです。

種蒔き完了しました。

2018,04,17          フォトはクリックで拡大 

 比重1.17塩水選  ミネグリーン混練  種蒔き作業  プールへ展開
 2018塩水選.jpg  ミネグリーン+培土.jpg  2018種まき作業緒.jpg  2018種まき作業.jpg

 去る4月14日に家族・親族の応援を受けてコシヒカリの種まき作業を行いました。少し肌寒い気温でありましたが風も雨も完了するまで待っていてくれました。お陰様で大成功。

 当然のこと農薬は一切使用しておりません。種もみは温湯消毒と比重1.17の塩水選で罹病もみや不完全モミを取り除いています。催芽は低温の23℃で実施、30℃以上の催芽は無農薬の場合、病気を引き寄せると考えています。

 昨年からJAS有機培土にミネグリーンを混合しています。ミネグリーンが含むケイ酸が根張りを良くし茎葉を固くしてくれるからです。このミネグリーンとは1600万年前の海底の泥です、ミネラルの塊の様なものでお米の味を良くしてくれます。

春先より作ってきた育苗プールに並べて散水し、その上にピアレスフィルムをべた掛けしました。

 無農薬で育苗する場合は繊細な注意が必要と考えています。過去を振り返ってみても100%大成功ということがありませんでした。

ビニールハウス内には雑菌が飛び回っています、でも菌も水の中には入れません。だから手間ひまかけて育苗プールを作るのです。当然、種籾にも病原菌が潜んでいます。そのための対策も打ってきました。培土も一次発酵は当然であり二次発酵済みのモノを使用します。育苗シートについてはかなり高価ですがUV吸収と熱線遮蔽はベスト品と思って選定しています。

 昨年は冷害に見舞われ良食味米を作れませんでした。対策方法を見出せず指をくわえて見ていることしか出来ませんでした。しかしその不味いお米をお客様は買ってくれました。本当に申し訳なく思っています。お陰様で循環農業が可能となりました。

今季はお客様にその恩返しをしなくてはいけません。支持してくださる方々へ過去最高食味を具現化し提供しなくてはいけなのです。

プール育苗床作り

プール育苗床作り.jpg2018,03,11 17:29     フォトはクリックで拡大

 去る2月28日より「プール育苗床」を作り始めています。

 種蒔きした苗箱をこのハウスに運び、並べるのは4月中旬なのですが、逆算しますとこの時期から育苗床作りを始めないと間に合いません。

 この時期まだまだ寒いのですがハウス内での作業は本当に救われます。

 耕耘して水を入れて代掻きをして均平を取ります。水の地下浸透や蒸発に3週間は要するでしょう。過去の経験からその様に思っています。

 本当に面倒です。この育苗床作りに掛ける所要時間はかなりのものになります。しかし、無農薬での育苗はプールでなければ成功しないと小生は考えています。

 無農薬栽培を始めた当初、3年連続で育苗に失敗した経験を持ちます。

プール育苗床作りU.jpg「なぜだ!なぜだ!」もがき苦しんだ

体験からこのプール育苗に到達したの

です。

 地域から笑われながら苗調達に奔走し、どうにか田植えが完了出来ました。それはまだ若かったからこそ出来たのです。還暦を迎え、気力旺盛であった当時が輝いて思い起こされます。


いつまで出来るか?今季も待っているお客様の為に無農薬栽培に挑戦するのです。

凍結路で転倒

雪道 転倒.jpg2018,01,29 16:47

 昨日は隣組の総会に出席致しました。総会と言っても堅苦しいものではなく新年会みたいなもの。15戸の各家庭から一名づつ参加し近場の温泉宿で行うのが恒例となっています。

 温泉につかり酒も入って和気合いあい。解散後、酒好きな小生も「二次会」に行くこととなりました。そこに落とし穴が待っていたのです。

斜面の凍結路で宙に浮き転倒してしまいました。滑ることは当然予測でき、ペンギン歩きで踏み込みましたが見事に後頭部と背中を強打。

 店に着いて数十分、後頭部の痛みが引いてきましたがどういう訳か胸が痛いのです。急いでタクシーを呼び帰宅、「あすになれば胸の痛みも鎮まるだろう」と温めて就寝しました。

renntogen.jpg翌朝。起きれないのです。そして胸部の痛みは引きません、こうなりますと骨折やヒビ入りを想像するのです。

整形医院に赴き症状を報告、先生が小さな声で一言「骨折が考えられる・・・」当然、レントゲンを撮ることとなりました。待つ時間、いろいろな事を考えるのです。

 もうすぐ米作りがスタートします。「苗床作りや育苗が出来なくなってしまう」「一年を棒にふるのか?」と悲壮なことばかり考えるのです。

CTスキャンの結果、骨には異常がありませんでした。その時の気持ち(喜び)はこれからの余生、忘れることは出来ないでしょう。

※右フォトは小生の胸部画像です。その鮮明さに医学の進歩を肌で感じました。

 6年前にも転倒して通院した経緯があり、今回十分に注意を払っていたつもりでしたが「甘さ」があったのでしょう。胸の痛みが一日も早く引いてくれる事を今は祈っているところであります。

農機具収納

洗車  ワックス掛け  塗装  納車
 トラクター洗車.jpg  洗浄・ワックス掛け.jpg  ロータリー塗装.jpg  2017納車.jpg

2017,12,22 21:46             フォトはクリックで拡大 

 年が押しつまる本日、収穫が完了した野菜畑をトラクターにて耕耘しました。これで今季の農業機械に頼る作業はほぼ完了。

 一年間本当にご苦労様でした。年を取るごとに農業機械の有難さを感じている今日この頃です。先人たちがしていた膨大な作業を短時間でかつ数倍もこなしてしまうのですから・・・。

 農機具の中でも年間稼働率の一番高いのはトラクターでしょう。田んぼでも畑においても主役、特にロータリーを取り付けて「耕す」という作業では必需品です。

 当農園のトラクターは父の遺産です。よって2代に仕えている「忠臣者」です。今年も故障せず働いてくれました、感謝を込めて今日、洗車・ワックス掛け・グリスUP・ロータリー部の塗装をして倉庫に収納しました。

 塗装はロータリー部の「マッドレスカバー」と言われる部位に施しました。このカバー部は泥・土が張り付く所です。塗装をすることで土泥の張り付きを減らし最終的にはロータリー刃の消耗を減らすことが出来るのです。

 一年間にお世話になった農機具を3か所の倉庫にすべて収納出来た今、「すがすがしい気分」に浸っています。盗難も多い世知辛い世の中、目に着く所には置けません、大切にせねばと思っています。

ですが一方では、「年末ジャンボ宝くじが当たったら最新式大型機械を買いたい!」などと妄想も抱いているふしだら男も居るのです。

雨続きで稲刈りになりません

ミッションオイル交換.jpg

2017,10,22 10:36          フォトはクリックで拡大 

 「あー、うらめしやー」当地方は連日の降雨で稲刈りになりません。いよいよ明日には大型台風21号が襲来します。

 この様な雨続きの年は過去にありませんでした。東北地方には1993年そして2003年にも冷害の年がありましたがこれほどではなかった記憶があります。とにかく晴れの日がないのです。お米の品質がますます落ちていくでしょう。

しかしジタバタしてもどうなるものでもありません。「他農家も同じ境遇!」と自分に言い聞かせ、昨日は農機具の整備を行いました。

 農機具の中でも年間稼働率の一番高いのはトラクターです。このトラクターは父が25年前に購入したもの、今となればいわゆる遺品です。あまりにも高価で小生にはとても買えるものでありません。ですからメンテ&メンテで長持ちさせたいのです。

ミッションオイル・エンジンオイルそしてフロントアクスルオイル、それに付随する各部フィルター・燃料コシ器などすべて交換してみました。

面倒な作業ですが完了すれば本当に気持ちのいいものです。経費も60,000円以上と大きな支出となってしまいましたが、手に負えない故障となれば取り返しが付かなくなります。

本日も雨ですのでこれから田植え機やブロードキャスター・ミニカルチなどのミッションオイルを交換してみようと思っています。

イネは元気です。

高野水田.jpg

2017,07,23 12:09

 自宅から一番近い高野地区の田んぼです。小生自宅も見えます(右上に位置する築130年以上の赤瓦)。田植えから63日目、上下の慣行栽培水田の葉色は淡く竹緑色ですが、小生水田は濃緑色で推移しています。

 どの水田も葉色が濃いため遠くからでもすぐに見分けがつきます。今の時期、化学合成肥料では肥効が落ちることで淡くなります、中央水田の葉色は有機肥料栽培の特徴だと思っています。

 近くで見てみますと受光態勢の違いを見れます。茎が開帳型となり根元まで光を吸収できます。小生はこの立姿が大好きなのです。

つい先日の炎天下、「マグマリーン」を散布しました。マグマリーンとは海水にがりから精製された天然のマグネシウム肥料です。多種のミネラルを含んでいることで食味が非常に良く(甘く)なります。近隣農家はどなたも散布しませんがこの肥料で作物が元気になると小生は信じているのです。

受光態勢.jpg

除草ステージに突入

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 初投入  チェーン除草  手直し  困難
初投入.jpg 第1回チェーン除草.jpg チェーンカットU.jpg 緑藻すくい.jpg

2017,06,05 22:40

 田植えから7日目、田植えを一番初めに行った上竹水田にて冬季間に作ったチェーン除草機改良型の初投入を試みました。

 やはり現実はイメージ通りに行かないものです。チェーンが長すぎて踏み出した足でチェーンを踏みつけてしまいます。当然のこと小股で進むしかありません。

泥田から足を引き抜くのはエネルギーを要します。ですから大股で歩き体力の消耗を軽減したいのです、次の田んぼがまっているからです。

次の問題がチェーンの取り付け位置が低い為に苗をなぎ倒します。それを防ぐために腕を「くの字」に折り曲げ機械を持ち上げながら作業を続けました。ここも改良が必要です。しかし本当に疲れました。25aの田んぼを処理するのに4回も小休止を取りました。

 終了後、自宅に持ち帰りチェーンを3環づつカットしました。77本×3環づつ減りますので攪拌能力は低減しますが軽量にはなります。そして鉄工所に持ち込みチェーンの根元位置を変更してきました。

 これで万全と思いきや!別な田んぼでさらなる困難が待っていました。水田一面に緑藻が発生していたのです。「藻が発生すればうまくいかない」と以前から想像していましたが、チェーンに藻が絡みつき泥を攪拌出来ません。よりによって一番雑草が繁茂している田んぼです、端折るわけにはいかないのです。

 畦畔から2m程度は網ですくい取りましたが中央付近の藻は動きません。箒で岸に追いやり網で再度すくいあげるのです。

でも、その甲斐あって発芽したばかりの雑草が面白い様に浮き上がってくる様は【疲れ】を忘れるのです。


田植え完了しました。

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 巨大苗  頑張って根  田植え開始  支援部隊
 巨大苗U.jpg  頑張って根.jpg  2017田植え開始.jpg  支援部隊.jpg

2017,06,04 9:46

 去る5月21日〜27日に皆さんの支援を受けてどうにか田植えが完了しました。30℃越えの天候に恵まれて苗の活着も良いことでしょう。

昔から「苗半作」や「苗8部作」と言われ、苗の出来によって作柄の半分が決まるということだそうです。人間でいうところの【三つ子の魂百まで】とある意味似ているような・・・。

 育苗にはかなりの労力と情熱を注いできたつもりでいます。そしてそれに苗も答えてくれました。

4.0葉で茎が太く丈夫な苗と育ちました。特に「根」には勇気をもらいます。苗箱下方にだけでなく根が暴れまくり苗箱表面にまで張り出しています。このような苗は初めて目にしました。

 播種量は90-100gです。この量ですと圃場での欠株は殆ど見られません。過去40-60gでトライしたことがあります。5.0葉の成苗となりますがその後の補植にはずいぶん苦労した思い出があります。

 今年は播種機トラブルで少しの種もみしか播種されない苗箱が発生しました。捨てることをせずあえてプール床に移設し観察してみます。驚くことに5.5葉となりさらに第1葉と第2葉から分げつが始まったのです。まわりに邪魔する要因が無いと喧嘩も起きずノビノビと育つことを再認識した次第です。ですから現場でも田植え本数も少なく植えることを意識しています。「厚田も千石、薄田も千石」なのです。

 

さて、いつもこの時期になると思うことがあります。この「農繁期が真夏で無いこと」を感謝するのです。特に有機水田では代掻きしてから2日のうちに田植えをします。雑草より先にイネの根を張らせたいのです。この一連の作業が7月・8月だったら小生はすでに死んでいるでしょう。    またまた、そんなオーバーな!?


2017新年のご挨拶

2017新年のご挨拶.jpg

2017,1,1 0:10

2017年(酉年)  謹賀新年

 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


 【ツバメ】は吉兆の鳥と呼ばれています。ツバメが来る家は栄えるとか、巣をかける家には吉事があるまたは繁盛するとか、ともかく悪いイメージを持っている人間は少ないと思われます。南方から数千kmもの距離を渡り、小生宅を忘れずに来てくれるのですから本当に可愛いものです。

そのツバメも年々減少傾向にあるということはマスコミなどで取り上げられますので良く知るところです。しかしその巣立つヒナ数も減少しているということです。(村落4.28羽、都市部3.89羽とのデータ)。

 余談ですがツバメの巣を撤去すると法律で罰せられることは知りませんでした。もっともその様なことをするつもりもありませんが・・・逆に我が子を育てるために朝早くから飛び回るその姿には一種の感動を覚えるのです。2017年も家族全員でお持ちしております。「我が家の田んぼは虫だらけですよー!」


 さて、昨年はご愛顧を賜り本当にありがとうございました。今更のことですが農業は生産した農産物を誰かに買ってもらい食べてもらわなくては成り立たない産業です。当FARMが生きていけるのもお客様あってのこと。ご支持いただきましたこと改めまして心より御礼申し上げます。

農業を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。それは就業人口にも如実に現れています。400万人の人口がたった四半世紀で190万人未満となってしまいました。そして今後も減少傾向が続きます。経営が成り立たないのが第一要因でしょう。

だからと言って「転職?」、小生の生きる道は他にはありません、というより他産業では使い物になりません。農業しか出来ないのです。

どうせやるのだったら本物を極めて見たいものです。植物の生態も知らぬ人間が大きなことを言うようですが一歩づつですが見えてきたものも数多くあります。

田んぼの生き物たちの力を借りて,全耕作地で農薬・化学合成肥料不使用の米つくりを展開し,ご支持いただける方々に高品質米を提供していく。

※「高品質」とはユーザーが決めるもの、生産者が押し付けるものではないことは承知の上で申し上げています。当農園の高品質とは「外観」「食味」は当然のこと、見えないところの「安全性」「機能性」「鮮度」も含みます。そのほかの「値段」「輸送性」「情報の伝達」などお客様が求めるすべてを指しています。

 新年を迎えまた一つ歳を取りましたが米作りに対する情熱は膨らんでいます。これが2017年念頭に考えていることです。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

ミネグリーン購入に赴く

2016,12,10 17:30            フォトはクリックで拡大 

 鉱山(棚倉町)  八幡社長  プラント  ミネグリーン
棚倉町鉱山.jpg 八幡社長.jpg 岡田工場.jpg ミネグリーンU.jpg

●去る11月30日、以前より興味を抱いていた【ミネラル土;ミネグリーン】を視察するため棚倉町を訪れました。そちらこちらで聞きながらやっと八幡礦業鰍ノたどり着きました。アポなしで来たにもかかわらず八幡社長が対応してくれました。

●事務所に通されて八幡氏から熱のこもった「ミネグリーン」のプレゼンを受けました。

●「鉱山を見たい」との小生の弁。いやな顔一つ見せずに社長自ら、事務所から数十キロもある鉱山及び工場を案内をしてくれました。

●「ミネグリーン」とは数千年前古代、海洋動植物が埋没堆積した「海泥」の無機質資源であり、地殻変動で地上に突出した鉱山から採取されている天然のミネラル土です。

●小生は今季米の食味に不満を抱えていました。今までの栽培方法を来季も踏襲すれば食味改善は実現するはずもありません。よって内心はもがき焦っていたのです。

●このような天然のミネラルを含んだ、そしてバランスの良い土壌改良資源が我が福島県にあることを驚きとともに「そのめぐりあわせ」に対して神に感謝しているところです。

●初年度は年内中に「有機栽培田」に投入し、圃場におけるそのイネの変化を診るつもりでいます。

●小生が目指す全耕作面積に於いての【自然栽培】に近づく、また一歩の前進になるような気がして、ひそかに心が躍っているのです。

■農を業にして裕福になれるとは思っていませんが、小生にとって「農」しか生きる道がないのです。

株間除草機お譲り致します。

2016,12,10 13:30                    フォトはクリックで拡大 

AL2-55.jpg 新潟県笹川農機製「株間除草機AL2-55」をお譲り致します。

●この手押し除草機は条間ではなく株間対応の除草機となります。

●未使用品です。

●艘寸法が5.5寸の2丁押です。

●メーカー小売価格32,076円(税込み)のところ

希望販売価格;23,000円(税込み)

●要望があれば右写真のAL1-55(使用済品)もお付けいたします。

AL1-55.jpg●手放す理由;小生すでにAL2-55を一台所有しております。、また耕地面積も増やしていることで現在は改造したエンジン付き株間除草機(2連式)で対処しております。。ちなみにAL1-55は2年間使用したものですがヘコミなど無く程度は良好です。

●この値段はお買い得品だと思います。発送料金なども佐川急便と契約していますのでお調べできます。

●気軽にお問い合わせ願います。

究極の田んぼ(岩澤信夫著)

2016,11,24 22:27             フォトはクリックで拡大 

究極の田んぼ.jpg
 約2か月前から右腰部裏側に鈍痛を感じていました。日増しにひどくなってきましたので心配になり、本日総合病院を訪れました。

予約など取っていませんので半日は待つことになるだろうと覚悟はしていました。そこで一冊の「以前より気になっていた本」を持参していったのです。

 案の定、祝日明けの日ということもあり見事に混んでいました。でもこの本にのめり込んでしまい待つ苦痛を感じませんでした。

   岩澤信夫氏著書【究極の田んぼ】

本当に感動の連続でした。自分のことを「一生をイネつくりに捧げようと決めた朴念仁です」と書いておられましたがその説得力に見事にはまりました。

診察の結果「内臓の異常は見られない」ということが判明しホットしております。実は酒が大好きで肝臓系の異常では?と心配していたのです。「めでたし!めでたし!」 

その後14:00から郡山市での「特別栽培農産物申請説明会」に参加して自宅に戻ってきました。「内臓系障害ではない」と分かり嬉しくてボージョレー・ヌーボー500mlを飲み干してしまいました。それ相応の罪悪感は感じております。

でもこれは「祝杯」だと言い聞かせて飲みました。これから借地して耕作面積を増やしたいのです。「ガン」だとしたらこれからの投資など出来ませんから・・・

 それはさておき、読書のなかで

 この本の著者である岩澤信夫氏を訪問して話をお聞きしたい、いや聞いてほしいと考える様になっていました。ネットでどうにか連絡方法を掴みたいと検索したところ、すでにお亡くなりになっていました。

誠に残念です。その意志を継いで実践されている方々が全国におられるようですが、是非とも「岩澤氏にお会いしたかった、お話を聞かせてほしかった」と強く思った一日でした。

チェーン除草機改良型

2016,11,09 18:45                           フォトはクリックで拡大 

初代チェーン除草機.jpg 「チェーン除草機改良型」を製作しました。

右フォトは初代チェーン除草機です。今までは総重量16kgを肩に担いで田んぼ内を引いていました。

重労働の割には抑草効果が薄く不満を持っていました。

それはチェーンが短く、そして軽いために泥をかき乱せなかったのです。

以前作成した「乗用田植え機を改造したチェーン除草機」は、田んぼのまくら地

チェーン除草機 改造完了U.jpgをメチャメチャにしますので倉庫に眠っています。そのために人力チェーンを引いていたのです。

 小生も歳を取り体力が無くなってきました、しかし無農薬米の需要は増える一方です。ある夜、夢に「あめんぼ号」でチェーンを引く自分が出てきました。

あめんぼ号を製作した山形株善社のカタログを見たところアタッチメントチェーンを販売しておりました。

しかしながらそのチェーンは小生作チェーンより短いのです。あれでは使い物になりチェーン除草機改良型.jpgません。

「あの大型チェーン(約30kg以上)を動力がるあめんぼ号なら引けるのでは?」早速鉄工所に持ち込み取り付け依頼をしました。完成です。

イメージでは左右の傾き、いわゆるバランス取りが難しそうですが重量があることで問題ないとみています。

来季(2017年)春のデビューとなりますがチェーンの長さやその重量で泥をいっぱい掻いてくれそう!・・・パワーカルチを投入しますと深く土層を堀りおこすため一時的な効果に満足します。しかし下層で休眠していたコナギ種子を活発化させます、よってこの【チェーン除草機改良型】大いに期待しているのです。

東京観光、いや東京見物です。

2016,08,08 21:09                      フォトはクリックで拡大  

スカイツリー  アサヒビール本社 世界遺産  アメ横
 東京スカイツリー.jpg  アサヒビール本社.jpg  国立西洋美術館.jpg アメ横での食事.jpg

●8月6日・7日、友人と【大都会東京】に行ってきました。目的は「観光」と言いたいところですが・・・

お金を節約するために、いやお金が無いために・・・交通は「どんこう列車」宿泊は「カプセルホテル」食事は1,000円以内・・・etc この様なものを「観光」と言えるのか?これは「見物」というものでしょう。

●自宅出発はAM5:00、新白河駅まで車で行き、東北本線鈍行列車で乗り継ぎ乗り継ぎで上野駅に着いたのが9:31分、4時間30分を要しました。

・最初の目的地は「東京スカイツリー」。夏休みが拍車を掛けて大混雑。予約券を持っていないことで1時間10分の大行列を体験しました。立っているだけで苦しく足がガタガタです。途中であきらめ掛けました。

・どうにか350mの展望デッキまで登ってきました。450mの展望回廊まで登る気など当初からさらさらありません。さらに費用が発生するのですから貧乏人には考えられないこと。

●そこから上野公園へ。世界遺産に登録された「国立西洋美術館」へ直行。でも入館料を惜しんで入らず公園を散策。

・その夜はアメ横街で都内に住む旧友と食事。低料金の居酒屋と回転寿司で腹を満たしてカプセルホテルで宿泊・・・

 靖国神社  忍池  武道館  江戸城天守台
靖国神社.jpg 上野不忍池.jpg 日本武道館.jpg 江戸城天守台.jpg

●翌日は九段下の靖国神社に直行。右翼団体の集結に驚き、巨大鳥居に驚嘆!遊就館では感動の上に度肝を抜かれて・・・田舎の百姓おやじは4時間も居座ることになりました。

●昨日から立ちっぱなしで腰に痛みが出てきました。でも靖国神社で、さらに遊就館に於いて「腰が痛い・・・」など先人に恥ずかして言えない思いになるのです。

●靖国を後にしてまた徒歩です。足・腰が痛い!・・・どうにか不忍池到着。ここでも蓮の巨大さに驚くのです。このような巨大蓮がここ以外あるのか?と、そして「ポケモンGO」を追いかける若者たちの多さに。

●武道館到着。爆風スランプ「大きな玉ねぎの下で」は若いころカラオケで唄っていました。というより18番でした。ここがその武道館か!と一種独特な思いが蘇りました。

●最後に皇居内の「江戸城天守台」を見学。この巨大な石垣の上に天守閣が残っていたのなら・・・と思いをはせるといろいろなこと(もっと巨大な都市)を考えてしまいました。

●皇居から徒歩で東京駅に・・・そこから電車で新白河駅へ・・・そして自宅へ・・・

 お金を消費することない「東京見物」でしたが、使えるお金がある「東京観光」だったらどの様なものになっていたのか?でも小生にとっては忘れがたい2日間、活力を得ました。

農業人口200万人割れ

2016農業就業人口推移グラフ.jpg2016,08,05 19:09        

 農林水産省がまとめた「2016年農業構造動態調査」によると2月1日現在の農業就業人口は前年比8.3%減の192万2200人とのこと。

四半世紀前の1990年には480万人を超えていたものが、その4割程度にまで落ち込みました。

ネットで日本の人口を調べてみますと、7月現在、1億2699万人とのことでした。農業人口の比率は【1.51%】となります。

 そして、その平均年齢が66.3歳、新陳代謝もありません。この農業分野の弱体化は近い将来の農産物輸入の加速化を意味していると思います。

 なぜこのような現況になるのか?答えは一つ。

【農業では経営に成らないからです】さらにもう一つ、農業以外に収入を得る道があること。そしてそちらの方から得る収入およびメリットが大きいこと。

 当農園も原発事故以降「赤字で運営しています」。販売単価を上げることに躊躇しています。怖くてできないのです。でも購入するものすべてに消費税が発生します。機械を修理するだけでも消費税が付きまといます・・・

すべて当農園で吸収してきました。もう限界です。

今季収穫米の単価を引き上げる気はありませんが、せめて「消費税」は頂戴したく考えております。

「この消費税」をお客様にご理解戴けないとなれば、当然【離農】も視野に入ってくるのです。これは日本農業の現実の流れとして避けられないかもしれません。

大切なお客様について

2016,07,01 19:06            フォトはクリックで拡大     

 東京のお客様 東京のお客様U   徳島のお客様  奈良のお客様
大切なお客様.jpg 東京都のお客様U.jpg
徳島よりのフォトW.jpg
奈良よりの手紙.jpg

  今から10年前、農協に収穫したお米を販売した際の「売上明細書」は悔しくて悔しくて涙が出てきました。父は当たり前の様に平然と【取り巻きにエキスを吸われて・・・百姓とはこういうものだ!】と言いました。

その当時の小生は「お米の流通システム」など知りません。しかし農家直販をしてみたいというモティベーションが芽生えたのは何十年経っても「あの明細書」が源なのです。

 それはともかく、どのようにして東北片田舎から「お米情報」を発信するか?こればかり考えていました。インターネットを覗くと、農薬や化学合成肥料を多投したどこにもある様な慣行栽培米ではネット通販では通用しないことを悟りました。

そこからが悪戦苦闘の連続・・・「卵が先か・ニワトリが先か」で悩むのです。特栽米・無農薬米を作っても売れ無いのです。この様なお米を作ってくれと言われた訳でもなく、売り先が決まっていないところでスタートしているのですから・・・それは当然のこと。

農協や米穀業者に「いいように叩かれて収益どころの話ではありませんでした」。今思えばあそこで辞めなかったのが分岐点と今も思っています。父の代からご支援いただいたお客様があったことで救われたのです。

 ここで大変お世話になっているお客様を個人情報保護法に鑑みほんの少しご紹介いたします。

●【東京のお客様T】ホームページを立ち上げる以前より長いお付き合いを戴いております。当農園が苦しいとき、いつも励ましてくださいました。今年「長年連れ添ったご主人を失い」葬儀の際に当農園米を御返しものとしてご指示を賜りました。

●【東京のお客様U】お客様を開拓しようと焦っていた当時、小生の突然の電話にも話を聞いてくださいました。それ以来のお付き合いを戴いています。お米販売以外にも「おにぎり」「お弁当」「惣菜」等々、頑張っている若手経営者。当農園圃場にも来てくださいました。陰ながら応援しております。

●【徳島のお客様】お取引は浅いのですが数年前よりのお客様と感じてしまいます。不思議な関係です、それは知人を紹介してくださったり、徳島地方の季節情報を配信してくださったり。フォトは奥様自筆の水墨画です。「拡大して良く見てください」枝の屈曲部分など・・・ただの素人ではないですよ!

●【奈良のお客様】関西地方に於ける当農園の営業マンの如く知人をご紹介してくださりました。悲しいかなつい先日61歳にて突然他界されました。フォトは奥様からのお手紙です。手紙には「夫は当農園を訪れたかった」と記載されていました。小生57歳ですので同年代、「やりたいことが一杯あった」と思います。


上記はほんの一例ですが、お客様の私生活に接すれば接するほど、ご支持を裏切るようなお米を「作ってはいけない!」そして「販売してはいけない!」と考えます。

小生や小生家族が生かされているのはすべて【お客様】があってこそ、売れなかった当時、もがいていた当時を思い出すと有り難さをしみじみ感じる次第です。

株間改造除草機投入

2016,06,17 21:42                    フォトはクリックで拡大 

手押し除草機  カルチ改造  株間に投入  除草効果 
2艘式株間除草機.jpg 株間除草機に改造.jpg 圃場トライ.jpg 除草効果.jpg

 柳作88及び89番地水田は諸般の事情で代掻きから4日後の田植えになってしまいました。これが要因か?雑草(コナギ)が大発生。田植え1日2日の遅れがこれほどの憂鬱になるとは・・・甘さを悔やんでいます

 4日前に条間部分は3条パワーカルチ(MJ-3)を投入して除草していましたが、株間部分のコナギがかなりの勢いで成長してきました。見たところ根もかなり張っている様です、ほっておけば稲のための肥料を皆吸ってしまいます。

■笹川農機製2艘株間手押し除草機(1フォト)を投入、しかしコナギはかなりの根張り!よって転がすだけでは対処不可能、手のひらに力を込めて押します。 能率が悪いうえに40分後には手のひらに水膨れが出来てしまいました。

「これでは身が持たない」と思ったとき、ふと倉庫で眠っている2条式の水耕除草機(パワーカルチ)を思い出しました。

この除草機は水稲条間が30cmのいまどき、ローター幅が14cmしか無く購入したことをひどく後悔したもの、ここ数年使用しておらず売却を考えていた商品です。

【あのカルチを株間に対応できるよう改造すれば・・・過酷な労働から解放されるかも・・・】

早速、倉庫に戻り機械を引っ張り出して知り合いの鉄工所に持ち込み改造依頼(2フォト)。

■改造といっても手押し除草機を参考にして太鼓(ローター)の位置を狭め(9p幅にして)て稲を踏みつぶさないようにするだけ。運よく2条式であったこともラッキーでした。

改造後、早速圃場に持ち込みトライ。見事な出来映えに「売却しなくてよかった」と心底思った次第です(3フォト)。

■エンジン駆動ですので「押す力」もいりません。小生の身体を前へ前へと引っ張ってくれる上にローターが高速で回転しますので面白いようにコナギが浮いてきます(4フォト)。

「これほどうまくいくとは!」嬉しくて嬉しくて・・・田んぼの中を歩きまわることは本当に苦痛です。かかとが擦り切れて皮膚が剥けた部分に絆創膏を張りながらの作業。でもこれだったら広い面積を短時間で処理できるのです。一筋の光が見えてきました。

嬉しい封書が2通届きました。

エコファーマーシール.jpg2016,03,05 21:58            フォトはクリックで拡大 

 昨日、郵便受けを覗いたら嬉しい封書が届いていました。 一通は福島県農林事務所よりの【エコファーマー認定書】そしてもう一通が農文協殿よりの【現代農業2016年4月号】です。

 

 どちらも忘れておりましたが受け取って当時を思い出しました。エコファーマーについては5年間の認定期間が切れるということで、去る1月下旬に再度栽培計画書を提出しておりました。農業普及所の職員の打ち合わせの中で「この栽培方法であれば申請は通るでしょう」ということで先走り右フォトの如くシールを2,000枚増刷していました。

知事の認可が下りて良かったです。シールが無駄になるところでした。

 更新しましたエコファーマー認定書はこちら

現代農業16年4月号.jpg


 もう一方の「月刊誌-現代農業4月号」については1月中旬、農文協の方より電話があり、「苗床の均平化の取り方について」取材を受けていました。

2016年4月号が店頭に並ぶ前に当農園に送って下さったのです。本当に有難いことです。

「なぜ小さな当農園を・・・」とお聞きしましたらホームページを拝見し興味を持ったとのことでした。昔、大手の新聞記者の取材を受けて以来のマスコミ登場です。

 全国で販売される月刊誌でふくしま片田舎の小さな農園が活字や写真で紹介されることは素直に嬉しいことです。

有機JAS認定講習の受講

県農業総合センターU.jpg2016,02,16 20:23                 フォトはクリックで拡大 

 本日、福島県農業総合センターにて「有機JAS認定講習会」が行われ受講してきました。

 AM9:30からPM4:50まで1日中の座学。日ごろ身体を動かしている者にとってはきついものがありました。日本農林規格いわゆるJAS規格の法令説明から始まり、申請手続き、そして最後の質疑応答まで活字をたっぷり見ることとなりました。

 

 講師も我々の受講姿勢の乱れに気を使って、かなりはしょったように見受けられましたが・・・最後は駆け足での説明になってしまいました。それほどの内容があるわけです。


まず受講して「福島県からのJAS認定」を申請するか否か?を決めるつもりでいました。説明を受けて思ったことは「いろいろな順守事項(縛り)がある上に申請手続きがかなり面倒だな」というのが第一印象、その次に思ったことが「これ有機JAS講習会.jpgだけの手間を要するのだから高値で取引しないと回収出来ない」と・・・お米のケースでは30kg当たり15,000円以上でないと合わないのではないでしょうか。

 

 この様な法律が出来たのも「消費者を騙して大金を得ようと企む輩が大勢いるため」いわゆる「偽物の有機農産物を排除する役割」だと思います。でも認証を得ないまでも真正直に有機栽培に取り組んでいる百姓もいるのですから本当に悲しいことです


これは第3者機関が「農薬や化学合成肥料を使っていないか?」などを認定するものですが、一匹の虫も許さないぞ!とバンバン使用している慣行農法に対しては規制など無しで野放し状態。

 

これは逆でしょう。環境汚染や危険性のあるものを取り締まのが法律のはず。農薬・化学合成肥料を使用していないことを膨大な時間と工数を掛けて立証していくことには違和感を覚えました。

「JAS認定申請について」小生はもう少し考えてみます。

2016年 元旦参り

2016,01,04 21:26           フォトはクリックで拡大 

2016年元旦参り.jpg

【新年、あけましておめでとうございます。白華山巌峯寺の里より全国のお客様に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。】

 2016年1月1日午前、恒例である元旦参りに行ってきました。気温も高く穏やかな正月でしたので今年は徒歩にて吉田家ゆかりの場所を巡ってきました。

 持参品は「餅」「新米」「賽銭」「旧年のお札・お守り」。巡る順番は小生の中で決まっています・・・下記の番号順です。

 【1】内神様・・・吉田家の守り神、自宅のすぐ裏に鎮座。

 【2】白山様・・・自宅の裏にある白山(はくさん)頂上付近にある守り神、山麓の農家は豊富な井戸水を提供してもらっています。

 【3】吉田開洗先生碑・・・当家の先祖でソロバンの師匠。教え子達に石碑を作ってもらったそうです。

 【4】日蓮宗念仏碑・・・吉田家は日蓮宗であり昔、この場所に集まってうちわ太鼓を叩き題目を唱えていたそうです。

 【5】湯神様・・・当地域に住む吉田一族の心のよりどころで病気平癒祈願に訪れたとのこと。

 【6】日蓮宗供養碑・・・巌峯寺開山碑と一緒の場所にあります。これが不思議です。

 【7】祇園八幡神社・・・当地域唯一の神社。ここで古いお札を処分してもらいました。

 【8】白華山巌峯寺奥之院・・・当地区名「岩法寺」の由来となったお寺です。約1,000年の歴史を持つ名刹。

グーグル写真では白華山巌峯寺の右側に福島空港の滑走路が見えます。当ファームから空港管制塔まで直線ですと2kmと非常に近いのです。

 今は亡き爺さんやおやじから「この場所にはお参りせよ!」と言われて毎年、元日には欠かさず訪れています。でも訪れる人は小生ともうお一人方(隣のご主人と思われる)とめっきり減ってきたようです。人が来ないのでジャングルの様になっている処もあります。

 先祖が生きてきた、そして残してくれたこの土地で「米を作り販売して生計を立てている」ことは事実。有難さを感じないことはありません。息子がどう思うのか?判りません。他の家庭が行わずとも「この元旦8か所参り」を引き継いでもらえれば嬉しいものです。      古いでしょうか?

小祝政明氏来福(in会津)

小祝政明氏U.jpg2015,12,20 17:37            フォトはクリックで拡大

 昨日、近隣友人3人と北会津まで出向き「小祝政明氏の講演」を聞いてきました。 

鳥肌が立つほど感動しました。一日過ぎた現在でもその興奮が冷めていません。帰宅時の車中で小生は言葉数少なにして皆に心中を悟られない様、気を配っていました。そして相手の発する一言一句を聞いて・・・その感動度合いや今後の彼らの施策を測っていたのです・・・自分を顧みて誠に「卑怯な奴」と思った次第であります友人は野菜(トマト)作りですし小生のお米とカブッテいるわけではないのですから・・・。

 実は小生の米作りは栃木の稲葉光國氏に入門して有機栽培を学びました。現在は小祝先生が書かれた「有機栽培のイネつくり」に感銘を受け実践しているのです。

よって、小祝氏の発する一言一言が腑に落ちて納得、自分が過去に思うようにいかずに苦しんでいた問題を言葉一つで解決してしまうのですから「フム・フムとうなずくしか」ありません。

 小生が「この講演会の開催」を知ったのは潟Wャパンバイオファーム(代表;小祝政明氏)から来季の肥料を買おうか?と悩んでいる際にホームページを閲覧したことがきっかけでした。

開・B・Fの肥料は以前から知っていましたが高価であることで避けてきました。現在の当農園のおコメ販売単価から顧み見て使える肥料ではないのです。採算が合わないのです。

でも販売しているお米単価に「消費税をプラスすれば」また「年間契約値引きを無くせば」を手を出すことは可能かもしれません。今考えていることは【良質で高品質な肥料を是非使用してみたい】という思いが頭を占領しています。

一方では東北大震災・原発事故以降の販売不振でお米の販売単価を大幅に落とした経緯があります。【一例;無農薬・無化学肥料コシヒカリ30kg;13,000円9,600円へ】。

【販売不振を恐れ現行価格で進むか?】【消費税プラスや値引き無しを断行し理想とする肥料を購入するか?】

決断を迫られるところです。

H28年度に向けての土づくり開始

2015,11,08 19:45           フォトはクリックで拡大 

 全袋放射能検査
 イセグリーン到着  散布作業  土づくり
H27全袋放射能検査.jpg イセグリーン到着.jpg イセグリーン道ю田.jpg イセグリーン散布作業.jpg

 H27年度産コシヒカリの収穫作業から、つい先日まで本当に忙しい日々を過ごしました、そしてホームページも更新出来ませんでした。しかしながらそれは充実した日々で、疲れというものを感じませんでした。

 先月10月5日から刈取り作業に着手、籾摺り調整、袋詰め、倉庫への一時積み上げ、その後はお米の「全袋放射能検査」を受けるために事前予約を取り、何十キロも離れた検査会場まで軽トラックにて何十回もピストン輸送。 そこで検査を受けて再度、倉庫に持ち帰り積み上げるのです。

大きなトラックを借りたいのですがこの時期はお米の集荷業者がレンタルトラックを押さえており何処に電話しても断られます。

始めは気力十分ですが300袋を過ぎるころには「いやになってきます、30kg米俵は結構重いのです」。

その後は「各種検査の合格」を待ち、予約を貰っていたお客様への出荷作業に進みます。お客様からの様々な受注に対し精米・梱包、請求書作成、送り状の宛名書き、そして返信メール・返信FAXの送付などなど・・・

小生は「社長兼・現場作業員兼・受付係兼・事務作業員兼・HP管理者兼・・・etc」と何かと忙しいのです。また、この時期に暇であるようでも寂しく落ち込んでしまうのですが・・・

 日中は来季H28年度に向けての土作り作業、いわゆる「秋処理」が待っています。発注していました発酵鶏糞800袋が10月14日に届きました。それを各圃場へ運搬して、その後耕運するのですが、これがまた大変、手袋の指先先端のゴムが擦れきれます。

その後散布作業に着手、どうにかこうにか一次耕運まで終えることが出来ました。運が良かったのは「天気に恵まれた」ことです。雨も無くスムーズにはかどり10月末までには完了しました。

来年の春までに二次耕運・三次耕運と進めて稲わらを分解していきます。この稲わらの肥効を春先より出せたら理想的だと思っていますが・・・気温も下がってきていますので微生物の活動も鈍くなかなかうまく行かない様です。

化学肥料で対処すれば簡単ですが、有機栽培はその何倍も労力をつぎ込みます。でも身体が頑丈ですので今のところは問題有りません。有機肥料では「まろやかで雑味が無く滋味深い美味しいお米」を作ることが出来ます。

また、それを信じているからこそ出来る重労働なのです。

台風18号による被害はございません。

高野地区水田播種から155日目.jpg2015,09,12 21:27          フォトはクリックで拡大 

 当農園は、運よく台風18号の大雨による被害を全く受けませんでしたのでご報告申し上げます。

昨日、本日と全水田を見回りしてきました「水没」は勿論のこと「倒伏箇所」もありませんでした。ただ今「ホットしております」。

 被害を受けた栃木・茨城・宮城県の水田水没を目の当たりにして「水の恐ろしさ」を改めて感じました。育苗から数えて約200日近くも手を加えてきて、待ち望んだ刈取り直前のこの時期に受けた被害!

宮城では【1,000haに及ぶ農作物の水没】とのニュース。このショックに同じ農家として本当に心が痛みます。 一刻も早く水が引いてくれることを陰ながら祈っております。

 

 2日前の9月10日朝からNHKは茨城・栃木・福島での台風18号による大雨情報を流しました。被害が拡大すると共にその後も堤防決壊による洪水被害や土砂崩れなどを全国に向け発信されています。

この日から全国のお客様から小生の携帯電話へまたショートメールSへ、さらに自宅のパソコンなどへ「お見舞いのご連絡」をぞくぞく戴く様になりました。これほどのご心配を戴くことは誠に光栄であり心より感謝いたしておるところです。

東北片田舎の百姓が今、全国から注目されているのです。実のところ注視されているのは小生では無く、当農園の水田(水稲)なのです。水没や倒伏などによる品質低下を気にされているのです。すみません!うぬぼれていました。

コシヒカリの穂が出ました。

2015,08,10 21:30         フォトはクリックで拡大 

 疎稙栽培 穂長  1穂モミ  粒数209
 疎稙栽培.jpg  1穂モミ数.jpg  1穂モミ数U.jpg 1穂モミ数V.jpg

 和久地区水田で出穂時期を迎えました。当然のことですが各圃場及び場所によりバラつきがありますので水田全体で50%の出穂を見たときに【出穂時期】と言うそうです。

出穂に出会い嬉しいです。そしてこの実を付けた稲の株元を見ますと逞しさを感じます。たった1本〜2本の苗がこの様に育ったのです。振り返ってみれば、当農園の田植え後の水田を見るとあまりにも疎稙ゆえ色がありませんでした。近所の水田は植え付け苗本数が多いため緑色が濃く本当に華やかでした。

しかし、この出穂時期に至ると逆転したようです。1株当たり20本-25本の穂数が確保されています。

近所の人に【1本2本植えなのです!】と言っても信じてもらえません。

そして、さらに穂長に特徴があります。いわゆる1穂当たりのモミ数が多いのです。コシヒカリのケースでは1穂100粒あれば恩の字と言われていますが、別々の圃場でランダムに採取した写真の3本はすべて200粒以上のモミ数を着けていました。

追肥や実肥など全くしておりませんので千粒重の低さは覚悟していますが本当に驚いてしまいます。

「イネの成長を邪魔せずにその力を素直に引き出してやることが大切」とは有機栽培実践士小祝政明氏の弁であります。

第97回全国高校野球選手権福島大会

2015,07,27 12:53         フォトはクリックで拡大 

 1回日大満塁  一塁聖光スタンド  三塁日大スタンド  試合結果
 1回表日大攻撃.jpg  1塁側聖光学園応援席.jpg  3塁側日大応援席.jpg  聖光学園9連覇.jpg

 2015年7月26日(日)真夏・炎天・猛暑日・ふくしまあづま球場・13:00・気温36℃での第97回全国高校野球選手権福島大会決勝戦。

 今年も仕事をほっぽり投げて友人とはるか福島市まで観戦に行ってきました。球場近くの駐車場は満車と予想し遠くに駐車、球場まで500mも歩いてしまいました。汗が出る出る!。

■試合開始直後の一回表日大東北の満塁でクリーンナップの絶好機。【ここでビッグイニングを作れれば地力のある聖光学園でも勝てない】と内心思いました。結局のところ併殺崩れでやっと1点どまり。

私はこの回の攻め切れなかったことが【あとあと効いてくる!】と思いました。案の定!

■小生はバックネット裏の少し右よりで前列より4列目あたりでいつも観戦致します。ストライクゾーンがはっきり見えるうえに。バッテリーの攻め方や球審のくせが見やすいからです。

■一塁聖光学園スタンドも三塁日大東北スタンドもほぼ満員。「プロ野球巨人戦より入っているよ」とは隣席の中年女性の話声です。

これほどの観客の前で試合が出来ることに選手は幸せを感じていることでしょう。もっともその為に辛い練習に耐えてきたのでしょうから。両校ともすべてコールド勝ちの横綱相撲で勝ち上がったきたチーム、決勝に出るべくしてきたもの。

■最終的に聖光学園の9連覇、甲子園行きが決定しました。聖光学園の守備・打力共に日大を上回っており甲子園行きにふさわしいチームだと思います。

見ていて上背もあり各打者の威圧感はこちらにまで恐ろしく感じました。全国大会までの間、打力の調整に励んでもらいたいものです。

中干し・溝切り完了

MIZOKIRI.jpg2015,07,16 19:10             フォトはクリックで拡大 

 炎天下の7月12日〜15日にかけて溝切り作業を行いました。4日前の8日に田んぼの水抜きをしていましたが、梅雨時期の真っ只中これほど早く田んぼが乾くとは・・・本当に天候に恵まれました

 それより、土壌が乾きすぎて「鋤き刃」及び「車輪」に泥が絡み付きます。その掘り起こした泥が稲を倒す現象が起きてきました。再度、田んぼに水を引き入れて作業を行った次第です。

思った以上に泥離れが良くスムーズに行きました、しかしながらこの高気温には勝てません。午前・午後と下着を替えての作業、地球温暖化はどこまで進むのでしょう。

 どの農家も「中干し」は行いますが「溝切り作業」に関してはめっきり減ってきました。当地区でも実施する農家は3割程度でしょう。

7月炎天下での作業は本当に身にこたえます。しかしこの「溝切り」によって収穫間際まで田んぼに水を入れておけるメリット(効果)が美味しいお米に繋がるのだと信じています。

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