あ〜!お米内頴褐変病
2021,08,25 17:38
今季コシヒカリの「内頴褐変病」がひどい!
出穂時期以降の長雨は本当に気になっていました、そして心配していたことが見事に当てはまっています。
それは内頴褐変病(ないえいかっぺんびょう)です。開花・自家受粉の為に内えいと外えいが開き、その後に閉じるのですが、その際に菌を含んだ水分が入り込むと罹病すると言われています。
1穂の罹病状況からイメージしますとおよそ3割程度が被害に遭っていると思われます。※右フォトの茶色に変色しているのが褐変病に侵された籾です。
これだけの長雨ですので「イモチ病」や「もん枯れ病」も心配されるところですがそちらは無いようで現時点では安心しています。
離れたところから見ますと、どの水田も見事な穂を大量に身に着けて「今年も豊作!」の様に見えますが・・・近くで見ますと変色がひどく本当に汚いのです。これでは豊年万作となるはずがありません。気になって他農家の水田も見渡しますが見事に同様で少しは救われます。
これから殺菌剤を散布する考えなど全くありませんので30%の減収は覚悟せねばいけません。近年の異常気象を恨んでみてもどうなるわけでもありません・・・どうしたら循環農業が出来るのだろうか?・・・東北片田舎のオヤジの模索はこれからも続くのです。