新たな風評となるのか?
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2020,07,06 18:02
福島第一原発は3.11津波で水素爆発が起こり原子炉内の燃料が溶け落ちました。
この燃料デブリには9年を経過した今でも水を掛けて冷却状態を続けています。
その汚染水は多核種除去施設で浄化され、62種の放射性物質を基準値以内に浄化しています。その浄化した後の水を「処理水」と呼ぶそうです。
その処理水はタンクで保管されていますが2年後には飽和状態になることで、その処分方法の決定が今、急務と問題となっています。
なぜ問題になるのか?それは水と性質が似ている「トリチウム」を除去するのが難しいからだそうです。トリチウムが出す放射性エネルギーは非常に弱く政府見識者も「低コストの海洋放出問題無し」との見解です。
県内漁業者も海洋放出にはある程度理解を示している様ですが、最大の問題は「風評被害」にあります。
原発事故から10年、県産食材は科学的データを示しても風評に苦しめられてきた経緯があります。よって決定を急がずに国民的議論を深めて安全を周知してもらいたいものです。