浸種及び水引スタート
2020,03,17 10:37 フォトはクリックで拡大
2020年(令和2年)コシヒカリ種子の浸種を3月17日に開始しました。
●その前処理として比重1.15での塩水選実施、1.15でこれだけ浮くのですから1.17だと使う分が無くなると思います。近年は高温障害で種子の品質が良くないと考えられます。
●事前に酵母菌を購入していました。
●水を30℃に温めていた水槽に500倍希釈の酵母菌を投入。これで約20時間浸種。昨年までは温湯消毒(60℃×10分)を行っていましたが今年から酵母菌処理に切り替えました。
育苗において完全ではありませんでしたので大いに期待しています。
●我が地元、白華山(観音山)からの伏流水に浸種、これから一か月以上浸しておくつもりです。水温が10℃を超えますと芽が動いてきますので危険です。がこの湧き水は現在時点で4℃であり、4月中旬になっても問題無いと見ています。
当然のこと、山奥で生活排水はありません、白華山に感謝しなければいけません。
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今季は降雪が全くありません、春先、夏場と水不足は必至でしょう。でも、その時では遅いのです、ダムの放流も5月1日からという御触れ、今から手を打っておかないと・・・というわけで2月中より水源を探していました。
特に有機栽培田は田植え前に水を溜めて一か月以上放置、雑草が芽吹いてきたらドライブハロー(代掻き機)で土中に練りこんだり、浮かせたりして排除しなければいけません。
この作業を怠るとイネが雑草に負けてしまい大減収になるのです。
●U字溝には流れていますが水田より低く水揚げポンプが必要になってきます。この水田では取水できるところが130mも先。致し方ありません。
●柳作水田より高いところに水源を発見、竹藪を切り開き、UV管を繋いで水引きをしています。流水量が乏しく7日経っても必要な量を確保できません。一枚当たり10日以上を要しそう?
●降雨・降雪があればその水量が増えるのでしょうが・・・今は早く手を打っておいて良かったと思っています。
●柳作88水田においてやっと一枚溜まりました。事前にあぜ塗り作業をしておきましたので水漏れは全くありません。
今回、水引きをして思ったことは「父の有難さ」です。ホースやUV管・ジョイントなどほとんどが倉庫に有ったものです。最低限の経費で行えたことに有難さを感じずにはおれません。