田んぼの様子
2019,06,15 10:19 フォトはクリックで拡大
今日は朝から雨、本当にテンションが下がってしまいます。でも良く考えてみると雨だからこそ落ち着いてブログを更新出来るというもの。天気が良かったら気になっている田んぼに出かけて草取りをしたことでしょう。
田植えからもうすぐ一か月、イネの背丈は20cmほどになりました。相変わらず当農園のイネは可哀そうです。近隣農家の水稲と比べるとイネドロオイ虫に食い荒らされて葉が青々としていません。さらには粗植ゆえか?分げつが貧弱。農薬を散布しさらには即効性の化学肥料を投入すればこの様な姿にはならないのに・・・何となくイネに申し訳ない様な気になります。
若いころだったらかなり動揺していたことでしょう、しかしながら小生もやっとイネの気持ちが分かってきたような。現時点ではなく収穫時点のイネの姿・品質・味・収量が大事なのだと気が付きました。
田んぼには元肥としてボカシ肥料(フォトNO,1)を投入しています、この資材は100%人間が食べられる原料から作られていますので安心です。田んぼ内の微生物や小動物にも優しく縦横無尽に動き回り、トロトロ層を作ってくれさらには常に水を濁った状態(フォトNO,2)にしてくれます。水中の雑草は光合成がうまく出来ないことで大きく成長できません。
ちなみに化学肥料の「硫安」など散布すればミミズ・ユスリカ幼虫などは即死してしまいます。化学合成肥料で生育を急がせては滋味深く味わいのあるお米は出来ないのではないでしょうか。
さて、悩みは尽きません。水不足でダムの放流が一時止まりました。道刕地区水田では土表面が露出してヒエ(雑草)が大発生、現在はその除草に勤しんでいます(フォトNO,3)。ヒエはイネとそっくりの疑似穀類です。見分けることが困難、そのことで種を保存し生き延びてきた雑草です。
秋になると種がこぼれます、来年のためにも取り除かないと大変なことになります。
また、少し高地にある柳作地区水田の2枚についてはコナギ雑草が繁茂(フォトNO,4)、小川が無くポンプにて水揚げも出来ないことから有機栽培を断念しました。水が無いとチェーンもパワーカルチも投入できません。よって断腸の思いで除草剤を投入しました。
東北も順調に梅雨入りしダムにも水が溜まってきた様でとりあえずは一安心、また南半球エルニーニョ現象による今後の降雨も専門家は予想していますので「今後の水」は心配なさそうです。
雨が上がりましたので道刕地区水田のヒエ退治へ行きます。それではまた・・・