穂が出てきました(FARM巌峯寺ブログ)
2018,08,04 16:47 フォトはクリックで拡大
毎日、暑い日が続いています。皆さまいかがお過ごしでしょう。8月初旬の田んぼの様子をお伝えします。
幼穂形成期を過ぎて出穂期に入ってきました。まだ10%〜20%程度ですので「出穂始め」と呼ぶそうです。この分だと8月7日頃が「出穂」となりそうです。
上竹地区水田の1穂をちぎって来て自宅で数えてみました。その数183粒。おそらくは親穂であろうと思いますが非常に多くの実を着けています。コシヒカリの1穂着粒数は100粒あれば良好と言われていますのでかなり秀逸です。
倒伏を心配しますが背丈が80㎝〜90㎝程度ですので、今後充実してきてもその重みに耐えられるであろうと推測しています。昨年8月1か月の累積日照量はわずか79時間と少なく「冷害の年」でしたが2年連続は無いと考えます。
イネに穂が着くといよいよカメムシがやってきます。あの悪臭を放つ昆虫です。穂が吸汁されると着色米となり品質を大きく落とします。当農園では殺虫剤を使用しませんから「カメムシの天国」です。
そこでカメムシの天敵「クモ」に期待するのですが・・・年々その個体数が減っているようです。非常に残念なことです。
イナゴもいい様にイネの葉っぱををカジっています。まさに楽園という感じ。
生き物のいない田んぼは寂しいものです。大いに食べて結構ですョ!まさか全部は食べないでしょうから。