泣きながらの畦塗り作業
2015,04,26 23:15 フォトはクリックで拡大
昨日夕方は泣きながら田んぼから帰ってきました。それは2日間で合計8本のシャーボルトピンを折ってしまったからです。その修理に追われてまともな仕事が出来ませんでした。
一番悔しかったのは、ピンを取り換えてスタートして1m進んだところでまた折れた時です。泣きたくなりました。
ストレスが溜まるやらたまるやら・・・どうしてくれましょう。
畦塗り機をお使いの方ならばご存知だと思いますが、石や杭などをかみ込むと作業機の損傷を防ぐためジョイント部のピンが折れる仕組みになっています。
そのピンがたった一枚の田んぼで7本を折ったのです。昨日に5本を折り、本日出直してさらに2本を折りました。実はこの水田に来る前に別な田んぼで1本折っていましたので2日間で8本を折ったこととなります。
「馬鹿じゃないの」とお思いになる方もおられると思いますが2日目は折れるのを覚悟で挑戦しました。
この水田は今季より借りた水田であり、近隣水田の耕作者より石が多いことはある程度聞いておりましたがこれほど多いとは全くの想定外でした。
区画整備工事の際、出てきた岩石類は畦畔に埋めたことが推測できます。20年も過ぎた今、土地改良区に文句を言ってみてもどうにもならないでしょう。
でもこの憎き石達をこのままにしておけば来季も同じことを繰り返し、まともな畦塗りは出来ないでしょう。シャーボルトピンを犠牲にして石の在り処を特定し掘り起こそうと考えました。 そしてツルハシを使用して掘り起こした石が上記フォトです。
このようなピン(上記フォト)ですが特注品ですので意外と高価です。初期投資と言い聞かせ諦めるほかありません。
この水田を最後に(近所委託分も含め)今季の畦塗作業はすべて完了しました。我が畦塗り機(ニプロ製DZR302WNJ)よ!本当にご苦労様でした。せめてもの罪滅ぼし泥ひとつ残さず綺麗に洗ってやりました。 また来季春に逢いましょう。