もう田んぼに入れません。
2020,07,14 17:37 フォトはクリックで拡大
●7月11日溝切りが完了しました。本当に大変な作業でした、ですから今は達成感で一杯です。この作業をはしょることはできません。その効果の大きさが身に染みているからです。
イネがまだ大きくならない、条間の見える時期に排水溝を掘っておきます。すると秋の収穫時の排水性が大きく改善されます。よってギリギリまで水を入れておくことが出来るのです。
当農園の中干し・溝切りはいつも他農家より遅くて7月10日以降となります。この時期はヤゴからトンボに羽化する時期が終わるのですが、まだ作業中にイネに張り付く無数のトンボと出会いました。そして分かったことは各水田により身体の色が違ういろんな種類のトンボが居ることを初めて知りました。還暦を過ぎたおやじでも、小動物が我が田んぼに居ることは嬉しく思うものです。
【もう、田んぼに入ることが出来ません】
溝切りをしていて感じました、それは歩く度に足のうらで「ブツブツ」とイネの根を切っている感触です。まだまだ有機田には取り切れない雑草があるのですがここまでと観念致しました。
2020年雑草との戦いも相対的にみて今季も勝てませんでした。後ろ髪はひかれますが・・・これ以上は無理、攻めどころを間違っていました。まだまだの未熟者、実力不足を悟りました。
●7月12日より草刈り作業に入りました。除草作業に比べたら遊んでいるようなものです。でもこの【スパイダーモア】は世紀の傑作品だと思います。
●この機械を買うまでは「背負い式刈り払い機」を使用していました。一日中使用していますと、翌日には必ず身体のどこかに違和感が残りました。
この草刈り機は「ハンドルを握っているだけ」でどんな斜面でも高速で刈り取っていくのです。
●当然のこと農家からの圧倒的な支持を受けて今でも超ベストセラー品です。開発した企業従業員は高額なボーナスを得ていると聞きますが、農家の苦痛をここまで解消したのですから当然のことと納得できます。